《絵本レビュー》めっきらもっきらどおんどん
こんばんわっ!
今日は、晴れたんでシーツ類を洗濯しました。
もう、昨日ギョッとしたんですけど寝室に置いている棚にカビがね.....。
カビってほんと気持ち悪いヤツですよね。
梅雨明けも暑いですが、梅雨のカビもゾッとします。
じゃあ今日もやっていきましょう!
今日は、神隠しみたいな絵本【めっきらもっきらどおんどん】をレビューしたいと思います。
作は、長谷川摂子さん。
画は、降矢奈々さんです。
初版は1985年8月。
《ストーリーについて》
主人公は、男の子のかんた。
外へ出てみたけれど、遊ぶ友達が誰もいません。
というか、誰もいないのです。
神社まで、きても誰もいません。
シャクだから、かんたは大声でめちゃくちゃな歌を歌いました。
すると、どどーっと風が吹き、奇妙な声が御神木の穴から聞こえました。
その穴を覗き込むと、たちまち穴に吸い込まれて.....。
かんたと、化け物みたいな3人組との、不思議で奇妙な異次元物語です。
あっ、怖くないですよ(笑)ファンタジーです。
《10コの好きなところ》
①ファンタジー要素がたくさん入っているので、ワクワクしながら読める。
②高さを表現されているページがあり、本を縦向きにして描かれているところ。
③かんたの性格が、文や画から手にとるように解る。
④御神木の、穴の中へ入っていく展開が面白い。
スピード感があるように描かれている。
⑤話の切り替えに、時間を使っているところ。
おばけの世界は夜になっている。
⑥見切れる様な構図と、引いている構図との差が大きいところ。
⑦三人のおばけのキャラクター性もバラバラで楽しい。ちょうど、○△□くらい見た目もバラバラ。
⑧かんたがおばけと、なわとびを飛ぶ表現を【135回もとんだ】にしてて、すごい具体的だなと思った。子供らしい回数(笑)
⑨この物語のキーポイントは、かんたが歌う歌。
⑩ 最後は、全て忘れてしまってハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
私たちは、よく氏神さまに会いに、神社参拝するんですよね(笑)
だから、自然とこの絵本をみた娘たち(7.4)は、『じんじゃだーーっ』
『かみしゃまーいるよー』
って言ってました。
かんたが、どこかへ飛ばされる画をみては、テンションがあがり、目をキラキラさせておりました。
《おしまいの言葉》
こういう物語って、日本っぽくていいなぁって思いました(^^)
嘘のような本当のような(笑)
きっと、娘たちは神社へ行った時に、この絵本の事を思い出して御神木を探すことでしょう。
そういう私も、淡い期待を込めて探しているのかもしれませんね。
ふふふ。
☆彡