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《絵本レビュー》じごくのそうべえ
こんばんわ!
いやぁ、今日も更新が遅れております(笑)
今、TVものまねグランプリを観てまして、手が完全にとまっておりました。
いやぁ、ほんと面白いんですよね。(笑)
実はわたし、ものまね大好物なんです。
もはや、ファンと言っても過言ではないくらい。
はい、観てばっかりしてないで今日もやっていきましょう。
レビューする絵本は、【じごくのそうべえ】です。
作者は、田島征彦さん。
初版は、1978年5月です。
第1回絵本にっぽん賞受賞してます。
《ストーリーについて》
桂米朝の高座で名高い上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を題材にした大型落語です。
とざいとうざい!
ある日、軽業師のそうべえが、綱渡から落っこちた。
ペペン、ペンペン、ペーン!
死んでしまった、そうべえは
歯ぬきしのしかい
医者のちくあん
山伏のふっかい
と共に閻魔大王から地獄へ落とされてしまいました!!
さてさて、そうべえの運命やいかに!?
笑って笑って笑える、ある意味、地獄アドベンチャーです!
《10コの好きなところ》
①とにかく、怖い絵本かなという先入観からはかけ離れた、面白い絵本だということ。
②絵のタッチも、落語っぽくて良き(笑)
筆で描いたような感じが時代を感じる。
③三途の川や、針の山、閻魔大王、赤鬼・青鬼と地獄には欠かせないシチュエーションが盛り沢山。
④閻魔大王の無茶苦茶なジャッジな仕方が滅茶苦茶おもしろい。そうべえが可哀想(笑)
⑤そして、鬼のカラフルさも楽しい。
(赤鬼、青鬼までは解る。黄色、紫、緑にピンクときたっ(笑))
⑥糞尿地獄なんて、まさかの現代版のオチで大いに笑った。
⑦ 人呑鬼(じんどんき)という化け物が登場するんだけど、逆に可哀想な展開になるところ。
⑧仲間が次々と活躍して助ける展開がステキ。
⑨流石の閻魔大王も、降参気味で鬼はもう泣いている絵がめちゃくちゃおもしろい(笑)
⑩最後は、落語らしくおとして、ハッピーエンド(笑)。
《読み聞かせをしてみて》
いやぁ、ほんと面白かったですよ(^^)
これって、1978年からの143刷発行のロングセラー絵本なんですね!
娘たち(4.7)も大笑いだし、わたしはこの軽快な文を軽快に読み聞かせしたくて、自然と声が大きくなりました。
大きくなりすぎて、ばぁばから怒られました。(笑)
仲間と共に地獄を駆け抜ける爽快な物語なんですよね。ほんとっ。
《おしまいの言葉》
なんか、落語っぽく読みたくてですね(笑)
自然と、リズムを刻んだり、感情を込めたり、そうまるで歌を歌うように読み聞かせしましたね。
最後のオチとかも、古典的で最高なんですよね(^^)
笑いにもっていくところ、そしてホッとさせてくれる。
いやぁ、最高な一冊でした。
おあとがよろしいようでっ!ペペンっ!
☆彡
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