《絵本レビュー》あめだま
こんにちは
いやぁ、毎日暑い暑い。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
公園に行っても、誰一人としていないですもん(笑)まぁ、熱中症になりかねないですもんね。
さぁ、今日もやっていきましょう!
心の声が聞こえる?【あめだま】という絵本レビューをしたいと思います。
作は、自称人形いたずら作家のペク・ヒナさん。
訳は、長谷川義史さんです。
初版は、2018年8月です。
《ストーリーについて》
主人公は、いつもひとりでビー玉遊びをしている男の子。
ある日、新しいビー玉を買おうとして、あめだまを買いました。
その男の子は、いろんな模様のあめだまを食べると、いろんな声がきこえできました...。
さてさて、どうなっているのでしょう?
男の子と、魔法のあめだまの心の物語です。
《10コの好きなところ》
①人形が映えるように本のサイズが大きめであるというコト。
② ストップモーション・アニメーションをみているかのような感覚になる。
③1ページ1ページ、カメラで撮っているのでリアルな世界観がすごく伝わる。
④しかも、光とか被写体以外をぼかしたりと、こだわりが徹底的だし、こういう絵本は珍しいところもステキ。
⑤文のレイアウトも、フォントも上手に分けられていて読みやすいし、楽しい。
⑥特に、男の子のお父さんの話し言葉が怖いくらい絶妙。半ページまるまる言葉で埋まっている。
⑦人形の手のシワとか色がリアルすぎて、じっくりとデティールをみてしまう。
⑧フーセンガムもクオリティーが高すぎてビックリする。その後、男の子が机の裏にフーセンをくっつけるアイデアも斬新だった。
⑨残った透明のあめだまが凄いキーポイントだと思う。バイバイとともに。
⑩ 最後は、こっちから声をかけてハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.4)は、このリアルなストップモーション・アニメーションみたいな作風を怖がってましたね(笑)
なかなか、こういう絵本がなかったんで私は大満足なんですけどね。
綺麗な背景の中で、男の子が成長していく過程がとても美しくみえました。
綺麗な背景ってとっても大事なんだなと感じましたよ(^^)
《おしまいの言葉》
ここの場でも、何度か【心の可視化】についてふれてて、今回の絵本も【心の声】なので大変興味深かったです。
ヒトやモノの心の声を、魔法のあめだまを通して表現している物語って、すごくステキですよね。
そこには、感動もあるし勇気や真実もある。
まぁ、物事には何か、きっかけ(経験)みたいなコトが必要なのかもしれませんね。
ふふふ。
☆彡