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《絵本レビュー》ちいさなサンタさん

こんばんわ!

今日は風のない1日でした。
風が毎日ふいてると、風のない1日が際立ちます。

それがまるで不自然かのように。
これが、固定観念なのかぃ?(笑)

んさっ、今宵もやっていきましょう!
今日から、クリスマスまで関連する絵本をレビューしたいと思いますっ。

そんな今日の絵本はコチラ【ちいさなサンタさん】です。

絵と文は、葉祥明さん。
初版は、1995年11月です。


《ストーリーについて》

今夜は、クリスマスイヴ!
去年もらったスノーボールはサンタさんからのプレゼントです。

あれ?ここはどこでしょう?
しんしんと雪が降る、ちいさなおうちのドアをとんとんとん。

そこには、大きなクリスマスツリーにカードがたくさんぶら下がってました。

そこには、何と書いてあるのでしょうか?

世界中の大人たちに、子供のねがいを届けようとした、ちいさなサンタさんの物語です。


《10コの好きなところ》

①表紙カバーの絵には、物語の冒頭に出てくるスノーボールの中に入っている家が描かれているところから素敵すぎる。

②英語と日本語と2つの文が書かれているバイリンガル絵本というところも良い。

③題字の文字は、縦長の明朝体で物語の美しさや静けさを引き立てているようにみえる。

④絵も、余白の使い方がとても素敵で主人公の男の子が小さく描かれているところ。より自然が背景が美しくみえる。

⑤文は、男の子視点から書かれていて、その純粋さや一途な想いが伝わる。

⑥ 冒頭から、キーポイントになるスノーボールが登場して、そこから物語が始まるような流れになっているところ。

⑦この絵本は、高級紙を使用していて1ページ1ページが額装された絵画作品にみえる。

⑧クリスマスカードの内容がリアルで心に痛く突き刺さる。大人の義務を考えさせられる。

⑨これは、ちいさな男の子の夢の中の話なのかなと思わせる節がある。ちいさな子どもが大きな大人に願う気持ちが伝わる。

⑩最後は、世界のみんなが優しくなる日クリスマスを迎えてのハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『わたしたちもさ、ゆめのなかでは、とべるんだよ!』
『まだ、もみのき、かざりつけしてないね、おうち』
『んじゃあさぁ、わたしもちいさなサンタさんになれるの?』

って、言ってました。

わたしはですね、この世界を愛でつつむってどういうことなんだろうって考えながら読み聞かせしてました。


《おしまいの言葉》

クリスマスって、イエスキリストの降誕祭なんですけど。

わたしの中のクリスマスのイメージってイルミネーションで目を輝かせている人たちなんですよね。(視覚の情報の威力よ...)

それこそ、恋人同士がイチャイチャしてるような。(笑)

なーんかそういう時の大人の笑顔って、おさなくみえたりするんですよね。

純粋で可愛い子供のように。
この絵本のように、子供の笑顔を守りたいなぁ。

出来ることからかなっ。
今日は、我が子を甘やかします!!

みーんな、昔は子供だったんですからっ。

☆彡




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