《絵本レビュー》わすれられないおくりもの
こんばんわ!
今日も、凄く良い天気でした(^^)
いつも行く公園にいるカルガモやアヒルも寝てましたもん(笑)
かわいいんですよ?クチバシを羽の中に入れて寝るんですよね。寒いのでしょうね(笑)
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【わすれられないおくりもの】です。
作者は、スーザン・バーレイさん。
訳は、小川仁央さんです。
初版は、1986年10月です。
《ストーリーについて》
アナグマは、賢くていつもみんなに頼りにされています。
でも、もう年をとっていて自分の年だと、死ぬのが、そう遠くないことも知っていました。
ある日、月におやすみを言って、手紙を書いて、ぐっすり寝入ってしまいました。
走って、体がなくなって自由になる夢をみたかと思えば死んでしまっていたのです。
次の日の朝、アナグマの友だちが集まって....。
友だちのみんなとアナグマとの、悲しくも知恵や工夫を教えてもらった思い出を語り合う、愛の物語です。
《10コの好きなところ》
①絵本の表紙が、アナグマと、そのお友達が交流している様子が、物語の結末を知ってる身としては涙を誘う。
②本のサイズは、横長で右側に絵を左側に文が固定して書いてあり、読みやすい。
③題字が、まるで英語の筆記体のような明朝体でセレモニー感がでている。
④絵のタッチも、細かい線がたくさん描かれていて幻想的で、過去を観ているような気分になる。
⑤文は、淡々と第三者の視点で淡々と書かれているところも、切ない。
⑥年をとったアナグマが死を恐れていないところや、理解していることが、前半で書かれているところから性格が読み取れる。
⑦違う動物同士を〝友だち〟って言い合えるところが、素敵だなぁっておもう。
⑧アナグマが、死にゆく様を夢の世界で表現されて描かれて書いているところがとても興味深い。
⑨友だちが悲しみ語り合い乗り越えていく様もとても美しいと思う。
⑩最後は、アナグマが大好きなモグラが思い出振り返って、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.5)は、
『えっ?アナグマさん、しんじゃったの?』
『しんだらさ、トンネルのなかにいくのー?』
『カエルくんにスケートを教えたのも、アナグマさんなんだねっ』
って、言ってました。(笑)
わたしはですね、いやぁ、とっても素敵な絵本だなぁって思いましたよ(^^)
先ゆくものと、残されたもの..の互いを想う愛に包まれて感動しながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
この、アナグマさん。自分で寿命を知ってたんですよね。
〝ピンピンコロリ〟で亡くなりたいって私たちは思ったりするじゃないですか?
まさに、アナグマは夕ごはんを食べて手紙を書いて、ゆりいすを暖炉のそばに引き寄せて眠るように死んでいくんですよね。
ごく、自然にそれが自然の摂理のように(^^)
いやぁ、今日は考えるようにしようかしら。
☆彡
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