《絵本レビュー》いいからいいから②
こんばんわ!
4連休も、やっとこさ終わりますね。
ワンオペの皆さま、ほんとお疲れ様でした。
私は本日ほんと、疲れ果てて明日からの保育園のありがたみが身に染みましたよ(笑)
さぁ、本日もはじめていきましょう!
レビューする絵本はシリーズ化されている、『いいからいいから②』です。
初版2007年8月です。
《ストーリーについて》
怒ってはいけない、誰かが怒ると、誰かに伝染して誰かがまた怒る。
それがまた誰かに伝染してなーんにもいいことない。世界を平和にする本気の合言葉『いいからいいから』の絵本シリーズです。
ある日、男の子とそのおじいちゃんは、温泉旅行に行きました。
あれれ、ご飯が三人前ならんでて不思議に思っていると、夜。
ヒューードロドロドロと枕元でオバケが笑ってた!!!!!
いいからいいからと、おじいちゃんのオバケに至れり尽くせり(笑)
奇想天外!?孫もビックリな一冊です。
《10コの好きなところ》
①本の見返しの絵が火の玉なのに、パステルピンクの背景だから、怖いイメージにならない。
②おじいちゃんと孫という設定がいい。互いの視点が違うからバランスがいい。
③オバケの登場に〝生暖かい風〟と〝ヒュードロドロドロという効果音〟を文に取り入れているところがステキ。
④オバケの絵が、青と白で描かれているところも、ベタでイメージしやすい。
⑤おじいちゃんがくりだすおもてなしの凄さは、普通に日常生活においての参考になる(笑)
⑥女性のオバケも、恥ずかしがるところがおもしろい。死んでもなお、女性でいるおもしろさよ。(温泉のシーン(笑))
⑦家に帰ってきて、男の子がうんこしたくなる気持ちは、誰でも共感できるのではないかなと思う。
⑧成仏したと思ったオバケが、自宅のトイレに座っているというホラーな状態をコミカルに描かれているところ。
⑨それでも、おじいちゃんの底抜けなポジティブシンキングに脱帽!
⑩最後は、お空にUFO!?でハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7)は、
『オバケが、いえまでついてきたら、オラーオラーって、おこるよ!』
って言って、オバケを怖がっていましたね(笑)
わたしは、こういうおじいちゃんいたら良かったなぁって、羨ましく思いながら読み聞かせしましたね。
《おしまいの言葉》
〝いいから、いいから〟ってほんと作者の長谷川さんが言うように、魔法の言葉だなって思いました。
なんか、言っているうちに力もぬけるなぁって読み聞かせしながら感じましたね。
いいから、いいからって言っていれば、マインドがそうなってくるかもしれないですね。
たまごが先か鶏が先かのように、どっちでもいいんでしょう、平和になれば。
☆彡