《絵本レビュー》みどりのほし
こんばんわ!
今日も、入道雲モクモクな快晴でした。
むーんとした風が吹いて、なんだか夏っぽくなってきたなぁなんて思ったり。
さぁ、はじめていきましょう。
今日の絵本レビューは詩的な物語【みどりのほし】です。
作は、詩人でもある林木林さん。
絵は、グラフィックデザイナーでもある長谷川義史さんです。
初版は、2020年7月です!
《ストーリーについて》
今日はなんだかつまんない。
1人でいたい男の子の寝そべりシーンから始まります。
なつみかんや、畑の野菜、花、傘の穴に、みどりの中に、星の形を見つけます。
トマト、ピーマン、ししとう、みんな星の冠かぶってます。
男の子は、草の上に大の字に寝そべり星と手をつなぎます。緑の星で生まれたしるし、みんな星の子どもです。
詩的で、命の輝きが、たくさん詰まった物語です。
《10コの好きなところ》
①まず、長谷川さんの絵が大好物ということ。
②絵本のサイズも大きくて、絵も迫力がある。今回は、緑の星というだけに、全ページ緑色中心で描かれている。
③地球上の身近なところにある、緑の星の形をしたモノをたくさん描かれているので、子供と楽しめそう。
④文が、とても詩的で読めば読むほど感動する。
わたしは、数回読み込みました(笑)
⑤野菜のヘタの部分(星)にフォーカスして詩的に書かれているところ。
⑥さらに、雨の中、傘の穴が星の形という表現の仕方が素敵。やっぱり、詩的に書かれてある。
⑦潜在意識と健在意識をうまく織り交ぜて構成されている。
⑧物語の後半は、男の子の想像力なのかもしれない。なぜなら、宇宙につながるような話の展開になっている。
⑨男の子が、大の字になるところを【星の子ども】だと表現しているところ。緑の星に生まれたしるし。
⑩ 最後は、集合意識でハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
これ結構びっくりしたんですけど、本の中の黄色い夏蜜柑のヘタの部分をきちんと、【緑の星】って娘たち(4.7)が言ったんです。
まぁ、タイトルがそうなんで、それで言ったとは思うんですけど、子どもって飲み込みが早いなぁって思いましたね(笑)
お姉ちゃんは、人の集合体の絵を見て
『きれーーーい!』っていってましたね。
わたしも、びっくらこきました。
《おしまいの言葉》
結構考えさせられましたね。
生きとし生けるものが【緑の星】として、輝いているという、とっても素敵な絵本でした。
生まれてくるだけで意味があるのでしょうね。
人間は、考える生き物なので、生まれてくる意味を考えちゃいますが....。
たまには、何も考えずボーーーっとすることだって、立派な生きてるに値しますよね(笑)
そういう風に言い聞かせてみる。
☆彡