《絵本レビュー》くろいながい
こんばんわ!
今日は、中秋の名月、天候に恵まれて綺麗にみることができました。
カメラを持って海まで行き、撮ってはうっとり撮ってはうっとりしてました。
皆さまは、お月見されましたか?
さぁ、満月と共に、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は、【くろいながい】です。
作者は、おくはらゆめさん。
初版は、2014年9月です。
《ストーリーについて》
主役はお二人、黒ネコと女の子。
ふたりの共通点は、なんといっても〝黒くて長いトコロ〟
黒ネコは、しっぽが、とっーーーても長く、
女の子は、とっーーーても髪の毛が超長い。
2人はとっても仲良しで、長い部分のさきっちょをたどる冒険にでかけました!
しっぽや髪の毛は、枕にされたり、魚を取ったり、音を奏でたり....
遥か彼方、地平線まで伸びています。
一体どこに、さきっちょがあるのでしょうか?
相思相愛のコンビが、ハッピーだらけな冒険をする物語です。
《10コの好きなところ》
①本のサイズが珍しい、横長で小さめ。より黒くて長い印象が伝わりやすく感じる。
②〝ぼくの しっぽ くろくながいよ よるよりもね〟って冒頭から、心を鷲掴みにされる文。
③もう1人の主人公の女の子の絵もすごく可愛い。昔ながらのダイヤル式の黒電話をかけているところも、ダブルでかわいい。
④ 髪にはカラフルなリボンもたくさんついている。これでもかと言うほど、かわいい。
⑤絵には固定観念がなく比率も土返しされていて、とにかく2人のしぐさがキュンキュンくる。
⑥2人の共通の笑いは、文のカギカッコが特別で、『キキキ』という笑い声もイラズラ感も含まれてそうで、楽しそう。
⑦しっぽが枕になったり、髪の毛で魚を取ったり、展開が凄くステキ。
⑧まあまあ、黒い長いお婆さんの登場には度肝をぬいた。不幸話に花を咲かせてる一方で、彼女たちは上の空というキャラの徹底ぶりに脱帽。
⑨地平線をみながら、お腹が空いたから帰るという、ここでもキャラの徹底ぶりにまた、脱帽。
⑩最後は、内緒のさきっちょの場所で、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.4)は、
『くろねこちゃんとおんなのこかわいい!』
『どこまでつづいているのかなぁ?』
『このこたち、たのしそうねぇー』
わたしはですね、ピンポイントなんですけど、この魔女みたいなお婆さんの登場が1番笑いそうになりましたね(笑)
不幸話を聞かせようとするんですが、なんせ文は、早送り中ということで、なんとも報われないかわいいお婆さんなんですよ。
笑いながら読み聞かせしました(笑)
《おしまいの言葉》
今日も、ステキな絵本でしたねぇ〜。
まさかの、絵本の中で〝早送り〟とかってあるんですね!はじめてです(笑)
いやぁ、タイプでしたね♡こういう、お婆さんって何故か憎めないんですよね。
杖とブーツがあるから、魔女っぽいんですけどね。
さきっちょがどこかわからないように、お婆さんが魔女かどうかもわからないくていいんですよね。
そーゆーことですよね、楽しければっ!
☆彡
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