《絵本レビュー》わにわにのおおけが
こんばんわ(^^)
今日も暑いですね、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
前回、わにわにシリーズの【わにわにのおふろ】のレビューのコメントで、こちらの絵本を教えてくださった方がいらっしゃいまして。
どうやら、めちゃくちゃおもしろいらしいのです。その後、秒で購入しまして...それが、【わにわにのおおけが】です!
文は、小風さちさん。
絵は、山口マオさん。
初版は、2006年7月です。
《ストーリーについて》
ある日、わにわにが廊下を歩いていると、文房具のある散らかった部屋が。
そこで、わにわには工作を思いつきますっ!!
切って折って貼って
切って折って貼って
その時!!
うぉぉ!
わにわには、指をきってしまいました。
血が出たんです。
あわててとった行動やいかにっ!
わにわにが集中して作るモノやケガの処置の様子がシュールにたくさん詰まっている愛嬌のある一冊です。(^^)
《10コの好きなところ》
①版画っぽいタッチなので、わにわにの性格がより誇張してみえる。
②そして、どことなく昭和っぽく描かれているので、親近感もわく。しかも、〝わにのり〟っていうのりのアイテムがしれっと絵本に登場しているセンス。
③わにわにの目は、リアルなワニの目と似ているので、そこも可愛くみえる。個人的に大好物(笑)
④文のフォントも、版画っぼいので絵と統一感がでている。
⑤そもそも、このわにわにがハサミを器用に使いこなせるわけじゃないっておもった矢先..ほらぁって読者を裏切らないところ。
⑥しかも、半泣きになってるわにわにがどこか可哀想なんだけどおもしろい。(ごめんねわにわに)
⑦わにわにが、包帯を明らかに巻きすぎている様子が必死すぎて滑稽でシュール。(ツッコミたくなる)
⑧しかも、それで安心して満足している万遍の笑みにも注目してほしい。
⑨処置が終わった後で、また工作に没頭するわにわにの切り替えの速さ(笑)
⑩ 最後は、えっ?これが作りたかったの?とツッコミを入れたくなるような、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
次女(4)は最初、わにわにが指を切った時、
『ちがでたねぇー、かわいそう』
って心配してたんですよね。
でも、あまりにも包帯を巻くもんで、大笑いしてて(笑)
しかも、後で思い出し笑いしてましたから、よっぽど面白かったのでしょう。
わたしはわたしで、このシュールなわにわにが指を切ってまで作りたかったモノに笑っちゃいましたけどね。
その後のストーリーも考えちゃいました。
《おしまいの言葉》
わたし、結構笑いのツボがズレているって言われるんですが(笑)
そんなわたしでも、このわにわにシリーズの話は大好物ですね。誰もが好きな話だと思います。
シュールで滑稽で一生懸命で。
やっぱり繰り出す笑いのパンチラインがすごく面白いんです。
も〜全シリーズ購入しようかな♡....。
☆彡