《絵本レビュー》サンタさん
こんばんわ！
今日はですね、次女が吐きまくりで保育園はお休みさせたのです。（お食事中でしたらすみません）
病院に連れていき、やっとこさ落ち着きました。と思ったら、ものすごく眠いです。
んさっ、今宵もやっていきましょう！
レビューする絵本は【サンタさん】です。
作は、長尾玲子さん。
初版は、2020年10月です。
《ストーリーについて》
春の終わりにサンタさんは羊の毛を刈って、はなちゃんのマフラーを作ろうと思いました
春・夏・秋・冬と時間をかけてマフラーを編んでいきます。
完成したら、森を抜けて橋を渡り、山を登り海を渡りと、はなちゃん家を目指して向かいます。
サンタさんの想いや愛がたくさん詰まった手づくりの物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、サンタさんがはなちゃん家めがけて走っている刺繍の絵でとっても可愛い。
②見返しには、淡いグリーンの用紙で森の中をイメージさせる。
③題字の文字は、丸ゴシック体で物語が柔らかくみえる。
④絵も、全ページ刺繍で表現されており、とても細かく、どれくらいの時間がかかったんだろうと考えさせられるくらい素敵。
⑤文は、前半がマフラーが出来るまでを、後半をはなちゃん家までの道のりをシンプルに丁寧に表現している。
⑥ 冒頭から、羊を刈ってマフラーを作ろうとするサンタさんの絵を見て、度肝を抜かれた。（そこからっ！？って）
⑦本のサイズも小さめで、旅のお供に持ち歩くのもいいし、大人のプレゼントとしても喜ばれそう。
⑧刺繍が本当細かくて、刺繍なのに躍動感のあるサンタさんで、クオリティが高いなぁって思う。
⑨森にしても山にしても海にしても街並みにしても、本当に本当に細かい刺繍が施してあり圧巻。
⑩最後は、はなちゃんのプレゼントを靴下に入れて、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち（7才・5才）は、
『これなに？いと？いとでぬってるの？すごいね！！！！！』
『サンタさん、くじらにものれるし、ジャンプもすごいねっ♫』
『まちは、ひとがいっぱぁーい。』
って、言ってました。
わたしはですね、この40ページにわたり刺繍で表現された作者の長尾さんって凄い方だなぁって思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
羊の毛刈りのシーンからのサンタさんの物語って、なかなかないですよね。
しかも、刺繍という凄さ！
あらためて、刺繍って可愛いしこんな表現方法があるんだなぁって思いましたね。
糸がみっちり詰まっているところとか糸の方向とかですね、とーーーっても素敵でした。
なんか、アナログの極みだし。
サンタさんの想いと刺繍ならではの人の温かみが詰まった一冊だなぁって思いました。
翌日は、はなちゃんが喜んだのは言うまでもないでしょう(^^)
☆彡
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