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《絵本レビュー》きょうというひ

こんばんわ!

今日はですね、次女の発表会でした。

いや、すごく良かったんですけど、何が1番良かったかって、ファッションショーの為に白タイツをはかせなくちゃいけなかったんですよね。

それで、ショーの間バンザイしたときに、ビニールで作ったオリジナルワンピースがまくり上がるんですよね。

で、ここからがポイントなんですがタイツが薄い為にバンザイ時にパンツが透けて見えているんです(笑)はっっっ!

ごめんね次女よ...誰よりも乙女なのに。

んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【きょうというひ】です。

作者は、荒井良二さん。
初版は、2005年12月です。


《ストーリーについて》

昨日の夜、雪が降りました。

今日が始まり、きらきら眩しい日のはじまりです。  

女の子は、セーターと帽子とマフラーを今日の日のために編み、ロウソクに火を灯します。

ロウソク用の小さな家もたくさんつくります....。

消えないようにと願う女の子の、小さな祈りが伝わる絵本です。


《10コの好きなところ》

①表紙が、銀色の背景にロウソクに火が灯っている絵で、静けさの中にあたたかさを感じる。

②見返しも、表紙の色と合わせているところが連動性があって、素敵。女の子の家の模様と繋がっていく。

③題字の文字は、毎回おなじみ、作者の荒井さんが作られたオリジナルフォントで絵と連動しているようで可愛いしオシャレにみえる。

④絵も、女の子がとってもオシャレで朝日が綺麗で健気に、ロウソク用の小さな家をたくさん作るところにキュンとなる。とても、純粋。

⑤文は、〝きえないように〟っていう言葉が繰り返し使われてその一つ一つが小さな祈り
ということを表現しているところ。

⑥そして、きえないようにと工夫をする人の想いもまた、美しい。

⑦本のサイズも小さめで、旅のお供に持ち歩くのもいいし、大人のプレゼントとしても喜ばれそう。

⑧いかに、主人公の女の子が今日という日を楽しみにしていたかがわかる。

⑨文がない、夜にいくつものロウソクの火が煌々と灯っているページには感動した。

⑩最後は、雪が降ってもきえないようにとねがいながら、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7才・5才)は、

『うわぁー、ろうそくのひ、きれいねぇ』
『なんで、このおんなのこロウソクのおウチいっぱいつくってるの?さむいよ?』
『ロウソクぜんぶで、なんぼんあるのかなぁ♪』

って、言ってました。

わたしはですね、〝きえないように〟というフレーズが希望の祈りのように感じながら読み聞かせをしました。


《おしまいの言葉》

女の子が、この日のために準備して、ロウソクに日を灯すんですよね。

わざわざ、ロウソクのための小さな家もつくって。(小さな、かまくらみたいなもの)

しかも、雪積もる日に。

周りの人たちも同じような行動をしているところから、みんなで一つの祈りを捧げているように感じました。

小さな光が集まれば、どれだけの光になるのでしょうかね。

小さな祈りが集まれば、どれだけの祈りになるのでしょうかね。

いつの時代もテーマは変わりませんね。

☆彡






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