《絵本レビュー》まめまめくん
こんばんわっ。
梅雨が明けて、毎日毎日暑すぎます。
あんなに雨が降っていたのに。
季節がめぐりますねぇ。
ハイ今日はですね、第64回西日本読書感想画コンクール、指定図書小学校低学年1・2年用の絵本【まめまめくん】のレビューをしたいとおもいます。
文は、デヴィッド・カリさん。
絵は、セバスチャン・ムーランさん。
訳は、ふしみみさをさんです。
初版は、2016年10月です。
《ストーリーについて》
まめまめくんは、ちいさなちいさな男の子。
お人形の靴を履き、マッチ箱の中で眠るまめまめくんは、ちいさいけれど、何でもできます。
自分がものすごく小さいことに気づいたのは学校にいってから。
学校では、いろいろなことが小さすぎてむつかしかった、まめまめくん。
先生も心配する、まめまめくんの将来は一体どうなるのでしょうか?
小さいからこそ、出来ることがある!
発想の転換が冴えている閃きのお話です。
《10コの好きなところ》
①本のサイズが小さめで、まめまめくんを彷彿させるなぁって思う。
②あまりに小さすぎることを表現するために、靴をお人形から借りたところが可愛すぎる。
③他にも、マッチ箱の中で寝たりいわのぼりもおもちゃのブロックを積んでいたりと、そういう表現が母性本能をくすぐる。
④宇宙のことも考えるまめまめくんが、大小を対比させて表現されている。
⑤バッタに乗るまめまめくんが、カウボーイみたいでかわいい。かわいいしか言ってないくらいかわいい。
⑥話の前半はイキイキとした内容で、後半は困難が起こるような展開になるところ。
⑦いろいろなコトがむつかしいなか、自分の好きなコトをしているところに、皆が共感できると思う。これなら出来るみたいなコト。
⑧そんな、クリエイティブマインドが養われているまめまめくんは、大人になるんだけれどやはり小さいままってところが素敵。
⑨突然に、まめまめくんの将来の仕事のクイズが出るところに想像力がかき立てられる。
⑩ 最後は、偉大なアーティストでハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
うちの、長女(7)はこの絵本を読んだコトがあるので話の最後を知ってました(笑)
次女(4)は、まめまめくんの性別を気にしておりましたね。(なんでやねん)
『なんで、ちっさいとー?』って、現実的な質問をしてきて、ママはタジタジになりました。
私は私で、色味や画法が海外っぽいなぁって思って読み聞かせてましたね。
《おしまいの言葉》
全然、話の意図とは関係ないんですが、子供の頃小さくなりたい願望がありましたね。
蟻くらい小さくなりたいなって(笑)
ジブリのアリエッティみたいに、草むらの中を冒険したいなって。
まぁ、叶いはしませんけど得意の妄想で何回も小さくはなりましたよね。
まめまめくんの話は、マイノリティーの方たちを応援してくれているんじゃないかなぁとも思うわけです。
もう、今の時代は多数決じゃ決まらないですよね!
☆彡
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