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《絵本レビュー》もぐらバス

こんばんわ(^^)

最近、晴れの日の空がスカッとしてて気持ちいいです。(結構ロマンチストです)

どーにかこーにか、投稿時間を朝方に戻したいんですけれどね。

さぁ、本日レビューする絵本は、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』の企画・監修をされている佐藤雅彦さんと、うちのますみさんがつくられた【もぐらバス】です。

初版は2010年4月です。

《ストーリーについて》
舞台は、どこかの町の地面の下なんです(^^)

そこには、人に知られていないもう一つの町があり、ぐねぐねのびる小さなトンネルにはもぐらバスが走っています。

もぐらバスの運賃は1回1円、子どもと老人の方は無料です。

いつものように走行していますと、なんと道路の真ん中に大きな竹の子がっ!

さてさて、無事に通れるのでしょうか(^^)

運転手のもぐらとお客さん、それからもぐらの建設会社との優しくてアイデア満載の物語です。

《10コの好きなところ》
①まず始まる前のページに、運転手から乗車についてのご案内文が記載してあるところ、チャーミング。

②その次に、地面の下の地図がカンタンに描かれているので、もぐらバスが停車する場所が一目でわかる。

③地下での話なので、イメージしやすいように茶色系で全部統一しているところがオシャレ。

④細かいところもたくさん描かれてある。(例えば、地下なので穴の上部はライトが等間隔に設置してある)

⑤文がとても丁寧に書かれているところ。世界観がイメージしやすいし、礼儀もきちんとある。

⑥竹の子が登場するところも、地面の下の話にピッタリ、茶色いし。

⑦乗車しているお客さんたち(すずめさんのおばさんやおかげのおじいさんなどなど)が大らかで優しい。問題解決に欠かせないキーポイント。

⑧ベテランの穴掘り係=もぐら建設(とても、仕事がはやい)

⑨問題解決後、拍手をしたり、クラクションで応えたり心温まるシーンもたっぷり。

⑩最後は、竹の子料理でハッピーエンド!

《読み聞かせをしてみて》
うちの下の娘(4)は、少し感覚で聞いていたっぽいんですが、竹の子が道をふさいでいるページをみるやいなや、目を輝かせておりました(笑)

まぁ、そこからもぐら建設会社の各担当のもぐらさんが、せっせと竹の子対応してくれるんですが(^^)

淡々とした話で
淡々と困難に遭遇して
淡々と解決するんですけど
淡々と優しいんですよね。

わたしは、読み聞かせしながら『こういう町に住みたい』と思いましたもん。

《おしまいの言葉》
なんか、こういう絵本を読むと心がほかほかしますね。

この世界の中に住んでいれば、当たり前の日常かもしれませんが、絵本を通して俯瞰してみていると素敵な日常だなぁって思います。

優しくて、大らかで、真面目な人たちばっかりだったら、こんな風な世界になるのかもしれませんね。

当たり前のコトに、今宵は感謝をしてみようかしら。
☆彡





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