《絵本レビュー》おもちぽん
こんばんわ!
昨日は、朝から骨折して、そのまま運動会へ行きました。(サラッと言いました笑)
今日、整形外科でレントゲン撮ってわかったんですがね(笑)もうネタです。
思えば、本厄だったんですよ。(友人に教えてもらいました)
さぁ、今宵もまいりましょう!
レビューする絵本は【おもちぽん】です。
作者は、やしろまりこさん。
初版は、2020年2月です。
《ストーリーについて》
華やかなお餅の世界で、1人変わったおもちがいました。
その名も〝おもちぽん!〟
お団子になって、串に刺さったり
おしるこに入って、のびたり
とけあって、きなこまみれになったりするのは、嫌なのです。
そうして、こんぶをまきつけたおもちぽんは人気者になり....
さぁさぁ、おもちぽんは一体どういうおもちになるのか、流れ流れていく美味しい物語です。
《10コの好きなところ》
①〝おもちぽん〟というネーミングが可愛らしい。
②題字のフォントも、おもちっぽくて、素敵でチャーミング。
③和紙の風合いが、お餅との和の相性を感じさせてくれる。
④おもちぽんが誕生するときの効果音が『みゎみょーん』なんだけど、そのフォントも力強く和っぽい。
⑤いろんな、おもち料理がでてきて、それに沿った文のレイアウトも素敵すぎる。
⑥おせんべいふじんのキャラクターには、お局さまのイメージがわき、面白かった。(笑)
⑦こんぶをまきつけた、おもちぽんが忍者みたいに描かれているところがいい。ワクワクする。
⑧得意げになっていた感情から、不安に変わるところの変化が人間っぽくて美しい。ここがキーポイントかもしれない。
⑨昆布がもちに染みると色がつくことも学べるし面白いし、確かにって思う。
⑩最後は、するんと抜け出し一筋縄ではいかずに、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.4)は、
『おだんごだーいすき』
『おせんべいふじん、こわーい』
とかですね、身近な食べ物だったんで想像しやすかったんでしょうね。
自分好きなお餅料理に花を咲かせておりました(笑)
わたしは、この和紙の風合いに、シュールで可愛い絵がなんとも現代アートっぽくて素敵だなぁって思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
なんか、おもちの話って可愛いですよね。
絵も、期待を裏切らないんです♡
そして、最後のページには、おもちぽんすごろくがあるところも、とても読者にとってはうれしいし、優しいなと思います。
調子にのることも、落ち込むことも、なんでも自分の糧になっていくんだなぁって、おもちぽんを読みながら考えてました。
そして、流れていく結末というか、ごく自然にある場所に落ち着くといいますかね。
私たちの未来も、どこに流れ着くのやら(笑)
おもちぽん先生に相談したいですよっ(^^)
☆彡