《絵本レビュー》きょうはそらにまるいつき
こんばんわ!
今日は、おでかけしてたんですが、お店について『....。』
肝心なバックもろとも忘れておる!
これじゃ、元も子もありませぬ。
しかたなく、早めに帰宅し今に至ります(笑)
さぁ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【きょうはそらにまるいつき】です。
作者は、荒井良二さん。
初版は、2016年9月です。
《ストーリーについて》
今日は、空に丸い月。
赤ちゃんがみていたり、
バレエ帰りの女の子や
新しい運動靴を買った男の子が、
バスの窓からみたり、
山の中のクマが見上げたりと。
いろんなところから、月を見上げます。
みんなの夜に、ご褒美のようなお月さまを見上げる幻想的でほっこりする一冊です。
《10コの好きなところ》
①サイズが大きめで縦長なので、お月さまがでている場所が広範囲でみることができるし、そういう絵が多い。
②見返しが、銀色の用紙っていうところが、荒井さんらしい。月のイメージなのかなぁ。
③しかも、またまた題字も荒井さんが書いたと見られる。とても、雰囲気が出ていてステキ。こういう、フォントがありそう。
④色彩豊かなタッチで、人の暮らしが色鮮やかに描かれている。動きのある人々が描かれている。
⑤満月なので、月明かりで照らされているような情景の数々が美しい。
⑥人の日常と、丸い月を交互に繰り返している文がリズムがあって、楽しい。まるで、静(月)と動(わたしたち)みたいな関係。
⑦動物たちも、夜の集会っぽい猫の絵やクジラがはねたりと、とても神秘的。
⑧赤ちゃんが、月を見ているページも何か考えさせられるし、人間と月の関わりを感じる。
⑨月の明かりと同じくらい、人々の住むところが明るく描かれている。ボーッとみていると、こんなに明るいんだなぁって想いにふける。
⑩最後は、ご褒美のようなお月さまで、ハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7.4)は、
『このまえさ、おつきみしたよね?』
『うさぎもすんでいる!!!』
『つぎの、まんげついつかなぁ♪』
って言ってました。
わたしはですね先日、中秋の名月に癒されたんですよね。
だから、結構タイムリーな絵本で、また癒されながら共感しながら読み聞かせをしました。
《おしまいの言葉》
当たり前のように、そこに人々の日常や暮らしがあって、文化があって秩序があって。
時代があって、マイノリティーや固定観念も。
そんな、感情が何かを、毎日感じながら生活している中で、そして夜は月が必ず見えたりするわけで。(曇ってたらみえませんが(笑))
わたしたちは、わたしたちは、
空を見上げる時、
お月さまを見上げる時、
一体、どんな気持ちなんでしょうかね。
喜びも悲しみも、共感してくれる存在なのかしら。
今日も、月明かりに癒されます。
☆彡
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