《絵本レビュー》やねうらべやのおばけ
こんばんわ!
今朝は、早起きをしてしまったんです。
なので二度寝をしましたところ寝坊してしまったという訳なんです。
まぁ、アルアルですよね(笑)
結局、その後はご想像の通りバタバタ走り回りながら支度をしました。
んさっ、今宵もはじめていきましょう!
レビューする絵本は【やねうらべやのおばけ】です。
作者は、しおたにまみこさん。
初版は、2020年5月です。
《ストーリーについて》
ある古い屋根裏部屋に、小さなおばけがひっそりと暮らしています。
おばけは、
ガラスのように透き通ったり
飛んだり、小さくなることもできます。
1人で気ままに暮らしていたある日、屋根裏部屋に、誰か入ってきました。
この家に住んでいる女の子だったのです。
毎日毎日、屋根裏部屋にやってくる女の子に、おばけがとった行動とは!?
おばけと、女の子のやりとりが微笑ましいホッコリ友情ストーリーです。
《10コの好きなところ》
①絵本の表紙が、屋根裏部屋からひょっこり顔を出してるおばけが描かれていて、とっても可愛い。
②見返しも、おばけのいろんな動きが描かれていて、性格がよくわかる。
③題字の文字は、暗いトーンにはえる黄色の可愛いオリジナルフォントで物語にマッチしている。
④絵も、木炭鉛筆で描かれていて薄暗い雰囲気がとても素敵に繊細に表現されている。
⑤文は、日々のおばけの暮らし方や嗜好、それから女の子の観察力の鋭さや細かい動きが丁寧に書かれている。
⑥ 冒頭から、キーポイントになるような構図の絵が描かれているところ。
⑦からの物語の中盤で、おばけが月を見るために屋根裏部屋から飛び出すころを、女の子が見ているんだけど、本文には見ているところは書かれてない。絵だけで伝えている、ところ。
⑧この家に住んでいる、女の子の飄々とした性格と、繊細なおばけの性格の対比が面白い。
⑨でも、この2人似ていないようで粘り強いところが似てて諦めないところで共感を生んでいる。
⑩最後は、それとなく友情がはじまりはじまりのハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『このおばけちゃん、ぜんぜんこわくないね!あかちゃんなのかなぁ』
『おばけってさ、さわったらぷにぷにしてるのかなぁ?』
『ふたりでさ、よるにはなしてるよ?ねなきゃだめなのにっ!』
って、言ってました。(笑)
わたしはですね、この2人絶対に相性合うだろうなぁって思いながら読み聞かせしました。(^^)
《おしまいの言葉》
一見、性格が真反対のようであっても共通する部分があるんですよね。
山登りで言うと、ルートは違ってもゴールは一緒の頂上みたいな感じです。
この2人は、もしかしたらもしかしたら潜在的に友達になりたかったのかもしれません。
家の中にも部屋があるように、個人の要望は尊重しつつ、友情の交渉成立させた2人をニヤニヤしてしまいました。
おばけちゃん、友達できてよかったねさっ♫
☆彡
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