《絵本レビュー》100年たったら
こんばんわ!
今日はですね、長女の持久走大会だったんです。ちょろっと、応援しに行ってきました。
一生懸命に走る我が子を見て、彼女の成長とたくましさを感じ、なんか嬉しかったです。
感謝の気持ちでいっぱいだよ、母はぁー!
んさっ、今宵もやっていきましょう(^^)
レビューする絵本は【100年たったら】です。
文は、石井陸美さん。
絵は、あべ弘士さん。
初版は、2018年11月です。
《ストーリーについて》
ずっとむかし、広い草原に1匹のライオンが住んでいました。
ひとりぼっちのライオンは、草を食べ虫を食べ、にくにくしいものを食べたがってました。
そんなある日、もう飛べないボロボロの翼の渡り鳥ヨナキウグイスと出逢いました。
それから、ライオンと鳥は一緒の時を過ごしました。
月の綺麗な夜に、鳥は別れをつげるのです...。
なぜ!?
時を越えて、姿形を変えて巡り逢う、愛の物語です。
《10コの好きなところ》
①絵本の表紙が、見つめ合うライオンと鳥の絵で、言葉を交わさずとも分かり合える仲睦まじさが伝わる。
②見返しも、物語にでてくる草原の空の色に合わせているようにみえる。
③題字の文字は、明朝体で気持ちが込められているし、少し丸みもあるので優しいイメージが伝わる。
④絵も、とにかくライオンの目が凄くステキだなぁって思う。何かを物語るような目をしている。背景もとてもステキ。
⑤文は、ライオンと鳥の性格がよくでていて100年後の人生、そのまた100年後の人生の世界観がよく伝わる。それぞれ、ガラッと雰囲気変わっているように見える。
⑥ 冒頭から、百獣の王なのに住んでいる草原には他の動物がいないという、ビックリの設定。
⑦そこから、ヨナキウグイスと出逢うという、ライオンと鳥というアンバランスな設定もステキ。
⑧物語のキーポイントになる別れっていうのは、いつだって夜にやってくるんだなぁって思ったところ。
⑨この物語は、タイミングは違えど、ライオンも鳥も、優しい嘘をついているところ。
⑩最後は、輪廻転生して人間として出逢いハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『らいおんもさ、さびしかったんだよ、きっと』
『でさ、とりって、しんだのー?』
『えっ?わたしたちも、しんだら、ちがうのになれるのー?、』
って、言ってました。(笑)
わたしはですね、結構、胸を熱くさせながら読み聞かせしましたね、泣きそうでした。
《おしまいの言葉》
こうやって、運命の2人の魂は転生を繰り返して巡り合うわけですよね。
そういう意味では、別れというのはないんですよね。
そして、潜在的に相手のことを憶えているわけです。
想う気持ちの強さですよっ。
はぁ、ロマンティックですよねぇ♡
本当に、この世は不思議でしかないっ!
☆彡
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