水転写デカールって難しい?
こんにちは、はりすです。
さて、プラモお悩み相談みたいなYouTubeや記事なんかを眺めていて以前から感じていたんですが
水転写デカールが苦手な人多いのね?
わたくし、製作記でも時々書いていますが、デカール貼るの大好きです。
「絶対失敗しないんです!」なんてことはさすがにないですが、古くて劣化したデカール、長すぎる・巨大すぎるとかでない限りは特に困ったり悩んだりした覚えがありません。
で、苦手な人が発生する原因として思うことがあるんですよ。
それは
ピンセットとマークセッター(デカール糊)
です。
プラモデルのHowToなんかでも当然のように推奨されてますし、なんか使うのが当たり前っつうか、使わなきゃいけないまでなってる気がします。
でも本当に必要なの?
糊で粘着力が高まっているところにデカールを置いて、位置を微調整しようとして尖ったピンセットでつまんで引っ張ったら
そりゃ破れますでしょ。
水につけたデカールが浮かんでくるのを待って、台紙から離れたデカールをピンセットでつまんで引っ張り上げ、貼りたい位置に置く。
…って方法取ってる方が結構いるようですが、これすぐ失敗しません?
適度なサイズ感のデカールだといいですが、大判だったり長いストライプ状のものなどは多分摘まみ上げたところでクチャってなると思います。
そもそもデカールってはじめから糊はついてるんですよ。なのでプラモに食いつく力はあるんです。
浮かぶほど水につけるから糊が流れちゃうのであって、台紙からデカールが動けばもうそれで充分です。
実際に置いてみてくっつかないなぁと感じたときにはじめてマークセッターのようなものの使用を検討したらいいと思います。
わたくしは必要性を感じないのでマークセッターは所持していません。
具体的貼り方
じゃあわたくしは何を使ってるかというとですね
水と指 です!
なんやねんと思う方も多いと思いますが、これ最強です。
デカールの貼り方は、実はプラモデルの説明書にたいていきちんと書いてあります。
・使いたい部分を切り取り、水またはぬるま湯に漬ける
・台紙からデカールが動くのを確認したら、貼りたい位置に台紙ごと持っていく
・上から軽く押さえて、少しづつずらして端っこから貼り、台紙を引き抜く
これ。
水転写デカールをスライドマークともいいますが、台紙からスライドさせて貼るからそう呼ばれてるわけです。
このやり方で貼ればそうそう破れたりはしないと思います。
で、位置がうまく合ってないなと思ったら指先に水滴を乗せてチョイチョイとずらします。
水が多すぎたらティッシュや綿棒で適宜水の量を調整します。
指だとちょっと難しいな?という細かいデカールだったり、狭い場所に貼ったりするような場合は、爪楊枝などを使えばOK。
で、いい位置に来たら水分を全部吸い取ってやれば完了です。
もちろん、貼る位置によっては指が入らないとか、台紙を引き抜くスペースがないとかあると思います。
そういった際に初めてピンセットなりを使ったらよいかと思います。
指にデカールが引っ付いて取れない場合もよくありますが、プラモ側の貼る位置に水たまりを作って、そっちにデカール指をタッチして浮かべて移す的なやり方で移動させたらたいてい大丈夫です。
(言葉だと説明しづらいけど伝わってますかね?)
指に糊が効いちゃってるような場合は濡らした楊枝やデザインナイフで掬い取ってみてください。
プロの人なんかはいくつかまとめてデカールを水につけて流れ作業でやってますが、上手くいかないうちは1つづつ切り出してやった方が絶対によいです。
凹凸の場所に貼る
これも基本的には同じです。まず所定の位置にデカールを乗せて、上から柔らかい布などでざっくり馴染ませます。内部に水泡・気泡が入ってる場合は綿棒などを使ってこの段階で出しておきます。
位置がほぼ決まったら、「マークソフター」を塗ります。
「セッター」は使いませんが、「ソフター」はめちゃ愛用しています。
あとから上塗りでも効果がありますので、糊みたいに位置決めの際に引っ付くことに神経を使わなくてよいです。
また、無理に押し付けなくても塗って放っておくだけでも密着してくれますのでオススメです。
スジ彫りモールドにも密着しますので、デカールの上からスミ入れみたいなことも可能です。
以上、デカールでお悩みでしたらモノは試しでやってみてみてください。