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1/144 Bf109 アフリカの星(スイート)#6(完)~完成&制作後記


今回完成したキットは

スイート 1/144 Bf109F-4/Trop. "アフリカの星"
(SWEET 1/144 scale Bf109F-4/Trop. "Star of Africa")


お手付きキット成仏編、いよいよ最後。
前回で組み立ては完成しました。
ピカピカの博物館仕上げって感じならばこれで充分。

仕上げをどこまでやるかは好み次第ですが、砂漠の北アフリカのイメージもありますので、ピカピカではないかな~ってことでもう少し手を入れます。


スミ入れ

まずはスミ入れ。
最初タミヤエナメルを使おうと思ったんですが、長期間使ってなかったんでビンの中身が干からびていました…。

なのでガンダムマーカーのスミ入れ筆ペンを使います。
このスケールで黒を入れると悪目立ちしますのでグレーにしました。
パネルラインをなぞってはみだしは綿棒でこすって落とします。

←が使用前、→が使用後です。
2機あると比較がすぐできて良いですね。

最後に塗膜・デカール保護と砂漠感を出すため、つや消しクリアを筆塗りしてコートします。

ここで、キャノピーの窓枠塗装が違ってるっぽいことに気づきました。
中央部の上・側面の枠はどうも無いっぽい。確かにモールドもスジボリだけで枠にはなっていませんでした。
なので例のマジックリン作戦で拭き落としました。

(塗装図では側面は枠になってるんだよな~)


ということで仕上げまして完成です。
ご唱和ください!


Bf109F-4 アフリカの星、ギブ・バース!

マーキングはどちらも「黄色の14」「アフリカの星」ことドイツ空軍屈指のエース、ハンス・ヨアヒム・マルセイユ機。
赤い尾翼の方は1942年2月、少尉で50機撃墜時の乗機
もう一方は1942年9月、大尉で158機撃墜後の最期の乗機です
この2機セットを作っている人はこの組み合わせが多いみたい。全体的に似たような地味な塗装例ばかりなのでそうなってしまうのはわかります。
他社のマルセイユ機のキットも、たいてい赤い尾翼が箱絵に採用されていますね。

この細かさですが頑張ってアンテナ線を張りました。
例の100均のエクステ(つけ毛)を瞬間接着剤で留めています。

後ろからだとあまり変わり映えがしませんね。

近似スケールで並べる

1/144ザク、1/150軍人(ザクの足元)と並べてみました。
右後方の機体はかなり昔に作った「マッキMC200AS サエッタ」というイタリアの戦闘機です。こちらもSWEETのキット。
ちょうど北アフリカ戦線って感じになりました。

※これを撮影する際に案の定ザクが飛行機の上に倒れて、サエッタの片脚と右のBf109のアンテナ線がもげました…。


キットレビュー

初版は2005年の発売。
その繊細な凹モールドで1/144の単発機ではほぼ最高水準と言っていいい評価を固めたスイートですので出来はかなり良好です。高品質なカルトグラフのデカールも標準で付属します。

組み立ても胴体と主翼は合わせ目・段差は皆無でパーツがぴったり合います。パーツを合わせて流し込み接着剤をスッで終わります。

細かいパーツは小さい分だけあって手間です。接着面も小さいですし慎重な位置決めが必要です。また飛ばして無くさないように注意しましょう。

ディテールアップは厳密に細かいところを上げるときりがありませんが、目立ちそうなところではピトー管、アンテナ線、あとは機首空気取り入れ口のフィルター支持金具なんかを付けてやるとより良くなると思います。
今回はアンテナ線だけ張ってみました。

難点は製作記でも挙げました主翼上面のヒケと、軸のぶれるスピナーです。
マジメにヒケを均すとなると繊細なモールドも消えそうでちょっと難儀しそう。
後者が気になる場合は組み立て時に慎重に調整するか、固定接着してしまったほうがいいかもしれません。
どっちにしろ小ささもあって気にしなければ気になりません(無責任)

塗装図のキャノピーは側面中央に要らん窓枠が描かれています。パーツの該当部分もスジ彫りだけで枠ではないので無理に塗らずにスルーでよさそうです。


総評

とにかく良くも悪くも「小さい」点がポイント。
そこが苦でなければ精細で美麗なキットを量産できますのでかなりお勧めです。塗る面積が小さいので塗装も時間がかかりません。
自分もあと3箱ほどシリーズを積んでます。

スイートの1/144キットは、WW2大戦機に特化してますがバラエティに富んだラインナップになっています。デカールのバリエーションが多いのでたくさん並べてコレクションするのも楽しそうです。

鹵獲塗装のP-51とか

飛行甲板の展示台が付いたセットなどもあります。

今回のキットの現行パッケージはこちらです。


以上Bf109製作記でした。






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