頚部神経根症のセルフケア 写真でわかる症状が改善するやり方
この記事は頚部神経根症でお悩みの方向けに、自宅にあるものでできるセルフケアを紹介しています。頚部神経根症の辛い症状でお悩みの方は、ぜひ紹介するセルフケアをお試しください。
頚部神経根症が改善するセルフケアのやり方
1. 手の甲を揉む
手の甲にある指から繋がる骨を見つけてください。見つけたら、人差し指から続く骨と中指から続く骨の間にある窪みがわかると思います。そこにある筋肉をほぐしてください。最初は痛いと思いますが、だんだん和らいできますので、痛みがなくなるまで続けます。
2. 腕を揉む
手の甲がしっかりほぐれたら、腕に移ります。
このとき目印になるのが、小指側にある腕の骨です。手首のあたりに盛り上がっている骨があると思います。その骨は、ずっと肘まで続く1本の長い骨で、その骨に沿って、肘までほぐしていきます。ここも痛みがなくなるまでほぐしていくのですが、手のひらが自分の体に向いていると筋肉をほぐしやすいのでオススメです。
3. 肘を揉む
最後は肘をもみます。
揉むのは、肘を曲げたときにできるシワの端です。ここも痛みがなくなるまでほぐしてください。
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これでセルフケアの方法は以上になります。
このセルフケアに関するQ&A
A. 早ければ、やっているうちに痛みが変わることもあります。まずは2週間を目安にお試しください。
A. 「1日に3回まで」にしてください。あまり多すぎても神経にとっては喜ばしくないことがあります。
A. 時間はあまり気にせず、マッサージをする部位の「痛みを感じなくなるまで」を目安にしてください。多くの場合、30秒から1分くらいだと思います。
A. 頚部神経根症の人は、少し押せば痛みを感じると思います。指圧をするようなイメージで行なってください。
A. 頚部神経根症の痛みがある側だけやってください。
A. 頚部神経根症に関係する神経は、「肩甲骨の内側」と「腕」にあります。その腕にある末梢神経を刺激することで根っこである神経根に反応が現れ、治るスイッチが入るからです。
A. 問題ありません。
A. 「仕事のあと」がオススメです。寝起きが調子悪いなら「朝起きてすぐ」もいいかもしれません。
A. 家族にやってもらっても同じように効果があります。
このセルフケアで頚部神経根症が改善する理由
このセルフケアで頚部神経根症が改善する理由は、末梢神経を刺激することで神経根に反応が起こり、症状が改善するからです。
頚部神経根症は、治りにくい疾患といわれています。その理由は、神経の根っこである首の奥深くを痛めてしまっているからです。湿布を貼っても、マッサージをしても首の骨の奥にある神経には、なかなか効果が届きにくい。そこで、神経根へのアプローチとして最適なものは何かと考えて生まれたセルフケアが「末梢神経」を利用した方法でした。
末梢神経とは、首にある神経根から指に向かって伸びる神経の部分をいい、肘や腕、指先にまで続きます。この末梢神経は皮膚や筋肉に行き届いており、刺激すると、神経根で反応が起こります。この反応は、簡単に言えば「治るためのスイッチ」が入ることです。
このような神経の特徴を利用した頚部神経根症に対するセルフケアがさきにお伝えした方法です。ぜひ、お試しいただきたいと思います。
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