正しくないとは思っても、子どもの話を否定せず聞き切ってみた話
上の子を怒った理由と本人の気持ち
上の子年長が、下の子3歳を叩いたので、思わず上の子に「叩くのはダメ」と怒りました。
その数十分後、上の子からもらった手紙がこちら。
元々上の子は、下の子に部屋を片付けて欲しくて「ねえ、片付けてってば!」と怒っていて、下の子が無視して寝転んでいたのに腹を立て、つい手が出てしまった、という状況でした。
上の子からすると、「悪いのは片付けなかった下の子。なのに私が怒られて傷ついてる」ということのようでした。
ひたすら能動的に聴く
この3年弱、子どもが問題を抱えている時、ここぞという時は、腹を据えて「能動的な聴き方」をするようにしています。
(能動的な聴き方について、親業で習った詳細はこちら)
この能動的な聴き方、我が家では結果が大きく2パターンあります。
①本人が自身で答えを出してスッキリする
②ひたすら聞いて終わる。ぱっと見の変化なし
今回は残念ながら②のパターン。ひたすら聞いて、うん。うん。そうなの。うん。・・・突然別の話題になって終了〜。
と、「解決した」感がなくて、こちらとしてはモヤっとするのですが、きっと本人的には「受容してくれたと感じてるかも」とか「気持ちを素直に教えてくれたことに感謝」とか思うようにして、それ以上は追求しないようにしています。
ちなみに今回の対話の概要はこんな感じ。
前ならその場で絶対「人を叩くなんて悪いこと。叩いたあなたが悪い」と言葉で叩きのめしていたと思います……(苦笑)
実際、理由はなんであれ手を出すのは良くないし、やめてほしいと思ってます。
でも、一旦は、相手の気持ちを否定しないで全面で受け止めてみよう!と、子どもがしたことは絶対良くない行為だとは思いながらも、反論せず最後まで聴き切ってみました!
その後、追加の聞き取り
「叩くのが悪いことと思えない」ということが気になったので、その後落ち着いているときにフラットな感じで再度聞いてみました。
すると、「叩くことは悪いと思ってる。でも怒ってるとどうしても叩きたいって思って、そうしたら叩いてしまう」ということでした。
なるほど〜!最初と全然違う 笑 でも、落ち着いてからの話の方が、本人も感情的にならず冷静に話してくれてる感じがしました。
受け止めることで本音を言い合える関係に
理想論かもしれませんが、お互いに一人の人間同士として、これからも本音を言い合える関係を築いていきたいなって思ってます。
そんな中で、こちらからしたら明らかに間違ってる‼️って思うことでも、まずは一旦受容して聞き入れることって大事なのかもと思う出来事でした。
そもそも、「私は傷ついてる!」と、自分の気持ちを吐露してくれたことが嬉しかったです。
今でも既に軽い嘘(バレバレなやつ)はつかれてますが、ここぞと言うときにはこうして気持ちを話してくれるといいなあ〜と思います。
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