シナリオ・プランニングで、今の世界で起きてる「予兆」を考える
Chiyodaupdateで、シナリオ・プランニングを用いてafter/withコロナの働き方・子育てを考える会の続編、予兆集を作る会に企画・参加しました。(前回までの経過はこちら)
シナリオ・プランニングって何?
シナリオ・プランニングとは、過去の出来事から未来を予測するのではなく、10年後の未来を予測し、シナリオを作る手法だそうです。
過去からの連続で考えるとあくまでその延長線上でしか考えられなくなるところを、影響が大きそうな軸を設定し、思い切り極端な未来のシナリオを描くことで、枠を外し、広い視点で物事が考えられます。
また、シナリオを作るのがゴールではなく、どんなシナリオになったとしても通用する力はどんなものかを考えたり、シナリオに書いてある事象の兆しに気づくよう情報感度が上がることで、どんな未来が来ても備えていけます。
今回の内容
今回は、子どもを持つビジネスパーソン向けの勉強会で、講師はKIRINの能重正規氏でした。前回まで2回シリーズでシナリオ作りやその世界での働き方などを作った上で、今回はシナリオを作った各世界に通ずる「予兆」がどんなものがあるか?を探りました。
オンラインでの進め方として、予兆の洗い出しはGoogleスプレッドシートに宿題として事前に書き出し、当日追加をしていった他、説明はGoogleスライド、当日の意見はiPadグラレコで記録していきました。
それぞれの世界の予兆は次の通りです。
予兆を見つけて気づいたこと
●どの世界も極端に描いたつもりでも、改めて今現在のニュースなどをよく見ていくと、案外その兆しは見られている。例えばロボット保育はまだなさそうとシナリオに入れていたが、すでに導入されている保育園があるとのこと。
●同じ事象でも、描いた世界によって兆しの現れ方が異なる。例えば地方移住は、Aの世界では積極的に楽しく(リゾート地へのキラキラ移住)だが、Gの世界では消極的に仕方なく(人口密度が少ないところならどこでも)といった感じ。
●ニュースを見た時に「あの世界の兆しかも」と照らし合わせて考え、情報感度が上がる。おそらくこれを続けていくと、「こっちの世界の兆しが強まってきた」というように備えることができる。
●軸(あっちに行くか、こっちに行くか)の両側を意識することで、同じ事象でも正反対の兆しに目が行き、情報が偏らなくなる。例えば、同じリモートワークでも、「進んでいる」と「進んでいない&今後も進まない」というニュース、どちらもあるが、意識しないとつい自分が望む兆しばかりに目が行きがち
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