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SUMIFU【透水浮】
2022年5月31日 08:28
風が雲を押しながら窓の遠くそして優雅にゆっくりと通過していくボレロが流れている手は写真集の1ページを開いていた草原に裸で横たわる女風に大きく波打ち、うねる草は美しい身体を覆っていた風は見えるんだよ父は言った花をこつきカーテンを膨らませ私の身体にはいりこみ内蔵をつかみ五月最後の風が私をさらっていった
2022年5月21日 09:11
天気がいい日は静岡あたりでソワソワする上り列車の左座席そろそろだ一斉に立ち上がるスマホ達一種滑稽な風情車窓からくっきりと富士青空を喰って富士悠久の未来のように知らない者同士親しい笑みを交わす「いい天気で良かったですね」このご時世に一億人の足の裏富士の裾野が染み付いている
