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響きを引き受けて、共鳴しあって生きること

仕事を失うと存在価値を失ったような気がした。

仕事をしていても、わかりやすい役職がなければ存在価値を認められないと思っていた。

逆に仕事をしていたらそれ以外はしなくていいような感覚もあった。

自分の限界はここまでと線引きしていたのかもしれない。そこそこ頑張っていたらいいと。

仕事ってなんだったんだろう。命が喜ぶことを仕事と呼びたい。

長らくお休みを過ごしているが、この空白期間があったから取り組めたことがあった。責任を引き受けること、自分が場を開くことを体験できた。

地元岡山で星を見るキャンプの企画を皮切りに、明治神宮ピクニック、むしょく大学での登壇、THECOACH loungeカルチベーターとしての活動、アドベントカレンダーなど

どれも完全な自分発ではないし棚ぼた要素満載だけど、あと一歩を後押ししてくれる機会が舞い込んできてくれた。


チャンスをつかめるかどうかは、準備ができているか、掴む勇気があるか、やってみれば大丈夫という自己信頼が無意識化でも育まれているか、だと思う。
どれもこれも準備などできていなかったけれど、仲間への信頼感とわくわくが背中を押してくれた。


陽炎のように一瞬で不確かなものをあるとするのかないとするのか。正解などないが、熱に絆され見えてしまったのなら、きっと何か惹かれるものがあるのだと思う。


在るものにするためには、勇気をもって引き受けなければならない。そんなことを感じた今年の夏。


リーダーと責任

小、中学と、学級委員や部長をすることが多かった。しっかりしてるね、あなたしかいない、と言われると嬉しかった。

しかしだんだんと重圧を感じるようになる。叱られる。チームの責任は自分の責任。うまくいかなければ自分のせい。


ミスは許されず、全てを統制しなければならないと思うようになった。ルールを守らせ縛り、濁りのないようにミスのないように、怒られないように。そんなだったからもちろん部員たちからは煙たがられた。

チームメイトを信頼するということを、みんなでうまくやっていく方法を、知らなかった。

そこからは責任が怖くて、リーダーが怖くて、長という立場から逃げた。

リーダーとは何もかも負わないといけない、リーダーとは一番ちゃんとしていないといけない。そんなイメージで塗り固められた。


高校も大学も仕事でも、副部長までのポジションに収まり安堵していた。

リーダーなんて苦しいだけ、先頭に立って何かやるなんて損しかないと思っていた。


リーダーシップの変遷

リーダーシップとはなんなのだろう。
今は、自分らしさを発揮して表現していくこと、だと思っている。

今年、様々な場をホスト側で開く経験をして、どこまで握るのか、決めるのか、どんなふうに場に委ねるのか、場への信頼は自分への信頼とイコールなのか、今まで考えたことのない視点を感じることが増えた。


まだまだ凝り固まった嫌なイメージがあるし、心配性な面や気負いすぎる面もある。あたふたして面倒くさいと思われるときもあったかもしれないが、一緒に場をつくってくれた方々はそんなわたしとも共に居てくれた。

ひとつひとつの活動は、できる人からみたらたいしたことはないのだと思う。それでもわたしにとっては、新しいことに安全な場から半歩先で挑戦できる、本当に大事な機会だった。



願いと繋がってそこにいる

どんなふうに場を作るのか、目的を握っておくことの大切さを体感した。

「なんとなく楽しそうだからやりたい」

わたしの最初の動機は大抵そんなもんで、それ以上も以下もないよ、なんて思っていたけど。最初がそんなもんだったとしても、奥をのぞけば必ず願いと繋がる。そこを丁寧に掘り下げて、ホストで共有し共に握る。

その過程をやるのとやらないのでは、場に立ち現れるエネルギーが全く違うとわかった。

「宇宙と仲間と繋がりたい」

そんなテーマを持って開催したキャンプは、天候の変化に情緒を乱されながらも、願いを真ん中に置きながら各々が自由に、沈黙も共有しながら過ごせたように思う。




幸福だなぁと思った。

こんな気持ちを体験しながら生きていきたい。こんな場を仲間と共に生み出していきたい。みんなが嬉しくてわたしも嬉しい、わたしが嬉しくてみんなも嬉しい、そういう世界を創りたい。


響きを引き受けること

いままでは避けてきたけれど

自分が開催することでしか得られない感情、体験

責任を引き受け、やると決め、そうした人しか味わえない幸福

大袈裟かもしれないけど、そんなものを得た経験になった。

アドベントカレンダーの枠が埋まるたびに嬉しくなったり、反応がないと不安になったり。参加者のときよりもたくさんの感情が動いた。

純粋意欲からやりたいと思うことを形にしたい。


どれもこれも1人ではできなかった。1人でしなくてもいいのだとも思えた。正直、頼って助けてもらってばかりではあった。

わたしができることはエネルギーに乗せて循環したいから。ぜひ一緒に、少し遠くまで行ってくれると嬉しいです。


自分の意思で人生を創っていくことが、充実に繋がるのだと心の底からわかった。

自分がどうするかを決められるのは自分だけなのだ。

これからは失敗しても間違っても、その先に大丈夫があると信じて、自分の願いと繋がって選択していく。

自分の見たい世界を在るものにできるように。それを仕事と呼べるように。



アドベントカレンダー、開幕です。

読んでくれてありがとう。

初日というまーさんからの重いバトン(笑)を勝手に受け取り、プレッシャーしかなかったけれど、やはりnoteに向き合ってみると、自分以上も以下もないいま語られたがっている言葉が紡がれるなと感じます。


これから25日間、コーチたちが紡ぐ物語に触れられること、楽しみです。


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