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ぷちぷち毛を抜くのが癖で中学校くらいからずっとそうだ。外ではやらないように注意しているがなかなかやめられない。毛量が多くて固くて太い髪質なのが若い頃はコンプレックスだったのでそれもあるんだろう。
先日とあるところで物を売っていたら、向かいのスペースで同じく物売りをしている知らないおじさんに唐突に「髪の毛多いな〜」と羨ましそうに言われた。子供のときによく近所のおじおばから同じように言われていたことを思い出した。とりあえず「ありがとうございますw」と答えておいた。
その数日後に、行きつけの美容院でその話を美容師さんにすると、美容師さんはそういうのは失礼だから自分は言わないと言ってくれた。先方に悪気がないのはよく分かるのだが、そういうひとことの積み重ねが人に劣等感や傷を与えていくのは確かだろうと思う。その日美容院で、ほとんど無意識に、毛量が少なく見えるようにしてほしいという意味のオーダーをしていたことに後から気づいて、全く根深いことだと改めて考えた。

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