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『残穢』とリアルと。

映画にまつわる怖い話ー

現実とのリンク



畳を擦る音が聞こえる、
いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、
何かが床下を這い廻る気配が……。
だから、この家には人が居着かない。
何の変哲もないマンションで起きる怪異を調べるうち、
ある因縁が浮かび上がる。
迫りくる恐怖は、どこまでが真実なのか。
──衝撃のドキュメンタリー・ホラー!

新潮社 特設サイトより

『残穢』の恐ろしさは、おとなしく本の中に止まってはくれない。 それは紙面から染み出してきて読者を絡めとり、 読み終わって本を閉じた後も脅かし続けるのだ。

文庫解説より:怪奇幻想文学研究家 中島晶也

この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが──山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!

作品解説 より




演劇、マンガ、小説、ドキュメンタリー・・・
文字や映像に限らず
昔から、『創作』の現場では
どこでも そうだ。

ホラー系作品は
ナニか必ず ある。

TV番組で 怖いロケ番組が
ご無沙汰なのも よく判る。

逸話が幾つかある場所は
避けた方がよい。


ホラー系の『文章』の場合。

公開する段階になってから

何度修正しても
行がズレたり。
文字が
きちんと変換されなかったり。

公開した後から
勝手に行がズレ、
行間が変わり。

なんてことは茶飯事だ。

推敲で
削除したシーンが
丸ごと復活した!
なんて 話も よく聞いた。


『残穢』には異界の存在が出演している、メイキング(劇中でも確認出来る)




映画『残穢』ー
後半に
出版社の編集部と思しき場所が
出てくる。

怪異が現れるシーンだ。

昔、実際にあった
笑えないエピソード
思い出して
もの凄く怖かった。

当時、
よく出入りをしていた
編集部で実際にあった話だ。

誰もいない席の
PCの画面上。
文章が勝手に打ち出され
展開する。

足元から
黒い
煙のようなシルエット。

ぬる・・・り、と
立ち上がり。

真っ黒なヒトガタの
目玉が
こちらを見て。

目が合った。

その時 その編集者は
悲鳴をあげることなく気絶した。


夜食の買い出しから戻った者が

怯え、
何かを凝視し。

真っ直ぐ
後ろに倒れる

その姿を見ていた。

夜食の袋を放り出し
慌てて救急車を呼んだ。


その後、
怪異と目が合ってしまった人が
どうなったかは
聞いていない。


よくあることだ。
とだけ言われた。

あの時の
デスクとPCは
すぐに廃棄されたと
後年教えてもらった。


Note公式『映画』にも収録頂いた
映画にまつわるオカルト寄りの話は
こちら。





気にする程ではないかも知れない。


先人からの教えに従い、
ホラー系統の仕事に使ったペンは
1本仕事が終わる度に
処分している。


追記:
この記事を書いた直ぐ後、
PCが壊れた。

修復不能。
焼けて熔けた様な基盤。

ホラー系の仕事は
このPCだった。

ヒトガタの話は
やはりキケンだ。

ホラー系統は
モノがやたら壊れる。

たまらん。


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