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2020年12月の記事一覧

恐怖の作法ーホラー映画の技術ー 小中千昭

恐怖の作法ーホラー映画の技術ー 小中千昭



ホラー映画とはどういうものか。

観客にとっての「恐怖」とは、どういうもので、それは、どういうふうに演出されるべきか。

これをわかりやすくまとめた「小中理論」というものがあることを、ホラー映画の名手黒沢清監督が語っていたんですね。

ホラー映画マニアとしては、これは捨て置けないわけです。

調べてみると、80年代の後半から、ホラー映画の実作や、脚本執筆に携わっていた小中千昭氏が、その経験則か

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JAXA・春山純一さん新刊『人類はふたたび月を目指す』「まえがき」を公開!

JAXA・春山純一さん新刊『人類はふたたび月を目指す』「まえがき」を公開!

現在、中国を筆頭に、月を目指す国や民間企業が世界で続々と現れています。1969年に初めて月に人類を送り込んだアメリカも、2020年代半ばに女性宇宙飛行士を月面に立たせるという「アルテミス計画」を発表し、話題となったことは記憶に新しいところです。本書では、日本の月探査計画に携わり、「月の縦孔の発見」で世界的に知られるJAXAの春山純一さんが、月に関わる探査や発見をめぐるスリリングな舞台裏を綴りました

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我らの流儀

我らの流儀

「フットボールネーション」でおなじみの大武ユキ先生の漫画シリーズ第二弾

舞台は「横浜の進学校のサッカー部」
ま~た微妙に身近なところを突いてくる…

まさかうちの母校がモデルじゃなかろうなと思ったら、
冒頭のシーンから「荏田」「新横浜」の青看

どうやら違うようで安心した。
(たぶん仲町台のあたりでしょう)

実は作者が横浜在住で全日空のころからのフリエサポなので
舞台が横浜となるのは自然な流れ

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【漫画】今年面白かったマンガ 2020

【漫画】今年面白かったマンガ 2020

思わぬ年になった2020年も終わろうとしているので、今年読んで面白かったマンガについて書いておく。

「鬼滅の刃」吾峠呼世晴(全23巻)
言わずと知れた今年最大のヒット作。
遊郭編あたりから加速度的に面白くなっていった。原作と比べると、アニメ版は丁寧に隙間を埋めるように再編集されていて、ストーリ展開がよりスムーズになっていたように思う。アニメ版の続編も楽しみ。

「チェンソーマン」藤本タツキ(既刊

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