オークラ

備えよ、常に

オークラ

備えよ、常に

マガジン

最近の記事

【雑記】それぐらい自分でやってよ…ってこと?

もう、これが燃えてしまうんだな。 Twitterにあげられたエッセイマンガが炎上している。 内容は、優先座席に座った妊婦が、見ず知らずのおじさんに突然怒鳴りつけられて怖かったと夫に話したら、取り合ってもらえなくて悲しかった、というものだ。 これを読んだ正直な感想は、「そうなんだ、でもそうゆうこと(突然のいちゃもん)ってあるよねー」であって、別に不快も何もないのだが、この内容で恐ろしいほどに燃え上がっている。引用リツイート2000件超えである。 おそらく多くの人が引っかか

    • 【映画】ジュマンジ(1995)

      アマゾンプライムで「ジュマンジ」観た。 久しぶりに観たけど良くできてる映画だったな。 ボードゲームの駒が進むたびにトラブルが起きるんだけど、それだけだと観ている人が飽きちゃうから、トラブルに押し出される形で場面(部屋)をどんどん変えてしまう。 さらに、ゲームが進んでいくとジュマンジの影響で街がめちゃくちゃになっていく。事態がエスカレートしていくことで、観ている人にドンドン新しい刺激を与えるだけでなく、ゲームの進行がプレイヤーだけの問題でなくなっていく。「絶対に解決しなけれ

      • 【漫画】今年面白かったマンガ 2022

        まったく予測のつかない怒涛の2022年が終わろうとしている。 今年も読んで面白かったマンガについて書いておく。 「SANDA」 板垣巴留(既刊6巻) 少子化が進んだ近未来。超常の存在であるサンタの末裔を巡って起こる事件を描く学園もの。ぶっとんだ設定に重めのテーマながら軽やかな作品になっている。マンガがうまい。 「住みにごり」たかたけし(既刊2巻) 仕事をやめて実家に帰ってきた弟を待ち受ける家族に漂う、不穏な気配が不気味。何かとんでもないことが起こりそうな予感だけはヒシ

        • 疫病、戦争、テロ…あり得るとしても起こりえないとされていたものを次々と目の当たりにしている。

        マガジン

        • 映画
          15本
        • 雑記帳
          80本
        • 漫画
          10本

        記事

          【映画】トイ・ストーリー4、良かったよ

          トイ・ストーリー4が地上波で放送されていたので観る。 公開された当時は否定的な評価が多かった印象だったが、めちゃくちゃ面白かった。個人的にはトイ・ストーリーシリーズで一番好きかもしれない。 特に気に入った所についてまとめてみる。 おもちゃとゴミの境界 トイ・ストーリーでは、キャラクターは一貫して「おもちゃは子供のためにある」という理念を持っていた。しかし、4ではフォーキーによって疑問が提示されているように思う。 フォーキーはゴミから作られたおもちゃで、自分をゴミだと

          【映画】トイ・ストーリー4、良かったよ

          伝統的な社会では女が創造するもので子供以上に価値のあるものはないと考えていたのかもしれん

          伝統的な社会では女が創造するもので子供以上に価値のあるものはないと考えていたのかもしれん

          【雑記】未来の勝者となるのは誰か

          タリバンの復権までを追ったドキュメンタリー「アフガニスタンの亡霊」が良かった。滅びゆく政権の悲壮感と、めちゃくちゃ美しいアフガニスタンの山々が交互に描かれていたのが印象的だった。 観たのはEテレの放送だったので、映画版(90分)を再編集して半分の時間にしたものかもしれない。 タリバンといえば悪名高い野蛮なテロリストというイメージだったが、それほど単純な見方をするべきではなく、むしろ彼らなりの合理性と世界観のもとで統率された集団とみたほうがよさそうだ。 詳しくは描かれてい

          【雑記】未来の勝者となるのは誰か

          【雑記】ニュースの本質

          AV出演強要問題のニュース、マジで謎だな。 未成年だろうと成人だろうと、契約や行為を強要するのは違法なんだから、問題の中心は「未成年者取り消し権」が消滅するデメリットの話にしかならないだろう。 AV出演を出汁に性産業自体を問題にしたい人がいるのはわかる。 でも、メディアまで乗っかったらダメでしょう。 ニュースもビジネスなので、話題性がある惹句やレッテルを使って、視聴者や購読者の耳目を引き付けておきたいんだろうけど、その結果として問題の本質が議論されないまま流れていくのは

          【雑記】ニュースの本質

          男は変わった。だが、女は変わらなかった

          男は変わった。だが、女は変わらなかった

          「女性蔑視」とは、特に問題がないものにいちゃもんをつけたい人が使うレッテルです。

          「女性蔑視」とは、特に問題がないものにいちゃもんをつけたい人が使うレッテルです。

          【雑記】誰がドラゴンの母を殺すのか【ネタバレ】

          ゲーム・オブ・スローンズ最終章がとてもよかった。 公開されたときの評価ではいまいちだと聞いていたが、複数の大きなテーマをよくまとめてうまい落としどころに着地しているように思う。(ただし夜の王との闘いは画面が暗すぎた) 特にデナーリスを巡るあれこれは現代の特定のカルチャーへの批判と読める。2019年公開の作品としては先見性がある異例の踏み込み方だろう。 デナーリスに対して、倒してきた敵が悪だったから称賛されていたのに、自身が正義であるから称賛されているのであって敵対するの

          【雑記】誰がドラゴンの母を殺すのか【ネタバレ】

          2020年代は男らしさ復権の時代になる説。

          2020年代は男らしさ復権の時代になる説。

          久しぶりにnote書いたらいろいろ変わってた。来年はもうちょっと書きたい。

          久しぶりにnote書いたらいろいろ変わってた。来年はもうちょっと書きたい。

          【漫画】今年面白かったマンガ 2021

          「今年は全然更新できなかったので、来年はもうちょっと書いていきたい」という抱負を込めて今年良かったマンガの紹介をする。 「九条の大罪」真鍋昌平(既刊4巻) 「闇金ウシジマくん」の真鍋先生の弁護士を主人公にした新作。 有能だが犯罪者や反社でも弁護する姿は「法の下の平等」を体現している。現代社会の救われないものたちを描いたダークヒーローもの。 「鬼ゴロシ」河部真道(既刊5巻) 北九州の町を舞台にした復讐劇。 ギチギチに詰め込まれた暴力はページをめくるごとに過激になり、吹き

          【漫画】今年面白かったマンガ 2021

          「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平先生が、今「九条の大罪」を描いているの世相をよくつかんでいるように思う。

          「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平先生が、今「九条の大罪」を描いているの世相をよくつかんでいるように思う。

          ピエール瀧が逮捕されたとき伊集院光は「自分たちが若いときには将来があるとは思えなかった」という旨の発言をしていたが、かつて若かったクリエイターも同じ思いだったのかもしれない

          ピエール瀧が逮捕されたとき伊集院光は「自分たちが若いときには将来があるとは思えなかった」という旨の発言をしていたが、かつて若かったクリエイターも同じ思いだったのかもしれない