くよくよ思い悩むとき □からのサイン
こんにちは。薬膳家のひろみです。
台風の影響もあり、暑さと湿度が高い日が続いています。
わが家では、やる気が出ない、疲れた、ダルいなどのワードが飛び交っております。浮腫んで身体が重だるいという症状も出ているようです。
気温と湿度が高い環境下では、身体のなかの脾(胃)が影響を受けます。
脾(胃)は、生命活動に必要な栄養(氣・血・水)を作り出し、身体中の各所に分配するという働きをします。
脾(胃)の働きと特徴
・消化、吸収、排泄を司る
・食べたものから氣・血・水を作り出す
・身体の必要な場所へ栄養を届ける
・内臓を定位置にとどめる
・血液が外へ漏れるのを防ぐ
・血流や免疫機能を調整する
・湿気と暑さが苦手
・冷たいものが苦手(冷えると動きが止まる)
・甘いもの(白砂糖)を取りすぎると弱る
・脂っこいものが苦手
・小麦や乳製品が苦手
脾が弱ると心身に現れる症状
・食欲不振や食べ過ぎるなどの異常食欲
・季節の変わり目の体調不良
・気圧の変化に弱い
・頭痛やめまいを繰り返す
・皮下出血
・胃痛
・口内炎
・唇が割れる
・食後の眠気
・浮腫みやすい
・下痢
・アレルギー
・くよくよ思い悩む
・やる気が出ない
・集中できない
身体からのサインを見逃さない
くよくよと思い悩んだり思考がぐるぐるしたり、やる気が出ないなどの時は、脾が疲れているサインかもしれません。
反対に、思い悩みすぎたり考えてばかりいると、脾が弱ってくることもあります。
脾が弱っているサインをキャッチしたのなら、毎日の食事でケアをすることが可能です。食材の持つ効能を活かして、弱っている脾をケアしていきましょう。
脾の働きを高める食材
脾は、穀物などの自然な甘みが好きです。
米や芋類、豆類、黄色い食材は脾の働きを高めてくれます。
湿気が苦手な脾には、瓜類のように余分な水を排出する食材も適しています。
今回は、どこのご家庭にも常備しているじゃがいもと人参を使ったポタージュをご紹介します。
〜作り方〜
じゃがいもと人参を煮込み、塩で味付けします。
スープと具材をミキサーにかけて完成です。
じゃかいもと人参は共に、脾の働きを高めて消化吸収力を高める食材です。
スープにすることでより消化がスムーズになるので、脾が疲れている時には身体が喜ぶ一品になると思います。
今日もご覧くださりありがとうございます。
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