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やりたいことはまだわからないけど、とりあえず誰かに良いことを

私は社会に出てから10年以上、ずっと営業職として働いています。

営業職を選んだ理由は、とりあえず誰でもやることができるし、就職しないとまずいので選びました。

本当やる気のない理由です。

けど、売れたら給料は増えると安易に考えていました。

そんなやる気のない私が考えるはたらくは、

"とりあえず相手にとって良いことかどうか"

ってことなのかなあと漠然と思っています。


本当にやりたいことって

ちなみに大学を出る際も今も、自分が本当にやりたいことってなんなんだろうって現在進行形で悩んでおり、結論は出ておりません。

これは本当に思うのですが、マジでみんな進路とかどうやって選んできたの?笑

新卒で入ってくる人に聞くと、みんなキャリアについて考えて入社してて、本当すごいなあと関心しています。

ちなみに私は転職も数回しており、業界としては自動車、保険、医療系の営業を経験しています。

転職理由は、収入アップです(笑)

お金欲しいです。自分の為、家族の為。

数で勝負

そんなやる気のなかった自分ですが、新卒で自動車業界に入った時、とりあえず数打てばどこかで当たるだろうし、売れるだろうって思っていました。

しかし、全然売れない。本当に売れないのです。

売れない、売れない、売れない。

これがしばらく続きました。

そして、ようやく初受注するまでは、2ヶ月を要しました。
しかも今考えると相手がすでに情報をある程度持っていて購入するモードになっていたから売ったというよりも売れたという感覚。
めちゃくちゃごっつぁんゴールだったのです。

数は結構打った方だと思うけど、ヒット率悪すぎる。
これでは流石にノルマまでは全然届かない。

この時、数打っても全然ダメだ、何か方法を学ばないと実感したのです。

しかし、学校の勉強とは違ってカリキュラムも教科書もないのが仕事の難しい所ですよね。

何から学べばいいかわからず、売れるためにはどうすればいいのかと情報が欲しいのに全然わからずに困っていました。

本との出会い

そんな感じで悩んでいた際にふと本屋に立ち寄った際にビジネス書に出会いました。

そこで営業に関する本をいくつか物色。その他コミュニケーションに関する事、マーケティングに関する事、目次を見て自分に必要だと思った内容は一通り読んでみた覚えがあります。

それらを見て、自分ができることからやってみるかって感じでトライ&エラーで試し試しやってみました。

それが何回か続くうちにちょっとずつ営業として顧客対応にも慣れてはきましたが、相変わらず売上にはなかなか直結しないなあなんて思いながら仕事していたものです。

情熱売りの申し訳なさ

本で読んだり、先輩に聞いていく中で、

”お前は若いんだから、私から買ってくださいが通用するだろ〜”

”対応さえきちんとできていれば、若手のがむしゃら感で購入してくれる”

なんて言われて少し試してみると、中には「熱心だから買うよ」って言ってくれるお客様もいたんですが、なんか安くはない物をお願い営業で購入してもらうってのは嫌だなあなんて思ったりしていました。

お願いして買ってくれたけど、本当に喜んで買ってくれているのだろうか。
熱心だからと言ってくれていたけど、本当に欲しかったのかなあ。

なんて思うようになっていた時期もありました。

人助けから好転

私は若い頃、なぜか奥様ウケがよく、車を点検で取りに行ったりすると、お茶とかお菓子をご馳走になったりもしていました。

内心若い女性にもこのぐらいモテたらいいのになぁ〜なんて思ったりもしていました(笑)

で、その中の1人の奥様が事故をしたことがあり、私は休日だったのですが、助けに行ったのです。

すると、いつも元気だった奥様が怯えた様子で茫然としており、すぐに事故対応を行って、その場の現状を私が解決し、修理対応等を行って、事故から後処理までサポートをしたのでした。

この奥様は本当に私のことを良く言ってくれるようになりまして、本人の買い替え、紹介、さらに生命保険も私を通じて加入してくれたのでした。

この時にはじめて営業職の本質を学んだ気がしたのです。

ちなみにこの事故が起きた日、私は当時お付き合いをしていた彼女と遊びに行く予定が入っておりまして、最初電話があった時はお断りをしようと思ったのですが、当時の彼女がお客さんなんだから行ってきな!と言ってくれたおかげで、このようなことになりました。

自分て本当最低やなって思いますし、当時の彼女には本当感謝しています。笑
今は何をされているかわかりませんが、こんな素敵な考え方をする方なので、幸せになっておられることを祈っております。

お役立ちを目指す

この時は、顧客の課題解決が営業の本質なんて理解していませんでしたが、過去の活動を振り返ると、自然と課題解決を目指して仕事をしていたように思います。

自動車事故の対応、カーナビの使い方がわからない人に教えてあげたり、

自動車保険の見直しを行うことで、無駄に支払い過ぎていないかを見たり。

今でも顧客の知りたいトピックに関する会を開催したりなど。

これでうまく行った時にはやはり感謝されるので、やりがいを感じる瞬間でもあります。

はたらくってなんだろう

色々と言ったけど、自分の為、家族の為でしかないんですよね。

ただ、お金を頂くには世の為、人の為ってのは変わらないんだろうと思います。
労働ってのは対価ですからね。

誰かの役に立つものを販売したからお金を支払ってくれる。
誰かがやる仕事をその代わりにやったから対価が支払われる。

別に本当に心の底から誰かの為やらなきゃならないって常に思っている必要はないと思います。

だけど、相手がこれしてくれたら嬉しいだろうな、力になれるだろうなと考えて実行や提案していくことで、同僚でも顧客でも信頼関係は構築されやすく、うまくいくことは多いかなと思います。

私は営業という販売に関わる職種なので、今後も顧客の喜ぶ事を中心に提案、実行を繰り返していきたいと思います。
働く環境が変わり、それでもいくつかの場所でしっかり実績を上げてきたのを振り返る時、根本にあるこの考えが全てだったと言えます。

キャリアにおいて気づきを与えてくれたお客様に感謝して今後も自分は精進したいと考えている。

#はたらくってなんだろう

サポートよろしくお願いいたします。今後も転職や営業関連の発信をしてお役に立てれば幸いと思っております。