Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その6:問題解決
新しい上司(トシさん)になってから営業の仕事に集中ができるようになった。
日々のパワハラに悩むことがなくなり、本当に営業のみに集中ができるようになれた。
普通に仕事をしているのが、こんなにも素晴らしいのかと実感していた。
そのような環境で真剣に取り組むと、色々な変化といくつかの気づきを得る事となる。
Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その6:問題解決
嫌な上司がいなくなって、これから営業として結果を出すぞと気持ちが切り替わった時期。
この頃から営業スキルを学ぶため、いくつか本を読むようになっていた。
アプローチ方法からトークスキルまで、色々と知識を入れた。
攻略本
話は脱線して、ちょっと変わっていると思われると思いますが、私は昔から攻略本を見てゲームをクリアしていくのが好きでした。
「ゲームなんだから好きにやればいいじゃん!」
「わからないのを手探りがおもしろいんだよ!」
などと言われますが、自分としては気持ちよくストーリーを楽しみながら、効率よくクリアすることが楽しみだった。
楽しみ方は人それぞれだ!と私は言いたい笑
けど、攻略本なんだからそういう楽しみをする為に買う人だってやっぱりいるんだろと思ったりしている。
なので、きっと営業にもコツがあるはずで、攻略本となる物があるだろうと考え、それを見つけようと考えたのです。
これと同じで、いわゆる営業の成功本をいくつか購入してみた。
しかし、同じ営業でも業界や販売方法は違う。
何よりその人独自のやり方であまり参考にはならず。
話法などは勉強になったので、いくつかマネしてみていいものを取り入れていって向上したように思うが、何かモヤっとした感じが残っていたように思う。
本質の勉強を
この時、本当に読んだ方がよかったのは実はマーケティング関連の本で、それに気づいて読んでおけばよかったと今は感じている。
ただ、当時の自分では到底気付かなかったとは思う。
こういうのはやはり環境なのだろう。
と考えて学べば効率がいいと思いますね。
私的意見ですが参考まで。
集客
今であればSNS全盛で集客に利用できたり、ネット広告なんかもあるだろう。
当時の私は見積書をひたすら作成し、顔写真入名刺に一言コメントを記載して、それぞれ担当エリアの家庭にポスティングした。
ポスティングはなかなか大変だったが、実は学生時代にポスティングのアルバイトをしたことがあった。
その経験を元に懐かしみながらひたすらポスティング。
特に自分の管理している顧客はそれぞれの状況に応じた内容で作成。
新規開拓の顧客には数パターンのケースを作成してひたすらに動いた。
今思うとすごくムダな時間だったように思うが、少ない顧客から1人でも見込みを見つける為に必死だったのだ。
この時の反省点としては、法人に訪問をしなかったこと。
法人営業部があったので、個人宅に行けと言われていたのですが、営業車を使う小さな法人に訪問しておけば、もう少し売れたかもしれないと反省している。
こうやって今振り返って同じ仕事をした時にどうするかってのが思いつくだけでも成長なのでしょう。
少しずつ変化が
こんなことをしているとたまにチラシを持参して私を訪ねてきてくれる人がいた。
チラシは数千枚に渡り作成していたので、それに対して10件行かないぐらいの反応だったので、効率がいいとは言えないでしょう。
活動中はこれで顧客が来るのかと不安だったが、動くと状況は少しずつ変化するということは理解できた。
業者に依頼してのチラシではなく、自作というのが伝わり、店舗に来てくれたり、問い合わせの電話が入るようになっていた。
もちろん購入にも繋がった。
効率が良かったかと言えばそうではないが、反応が出たり結果が出たことは嬉しかった。
思い出の顧客
そんな活動中に思い出に残る出来事を紹介。
カーナビ奥様
新規開拓で訪問していた時にとある奥様に出会いました。
挨拶をして話をするとやはりすでにお得意の店舗はある。
しかし、ある依頼を受けた。
カーナビの使い方がわからないので教えてほしいとのことで、これがわからないから出かけられないと困っていたのです。
私は、手書きでマニュアルをその場で作成し、実際に奥様にもセットしてもらい、できるようになったのを確認。
この通りにやればこれからも大丈夫ですねと話してその場を離れました。
すると数日後、私宛にその奥様から手紙が届き、おかげで安心して出かけることができるようになったと記載されていました。
この出来事が何か自分の実績に繋がりはしませんでしたが、自分のしたことで感謝されたのは嬉しかったのを今でも覚えています。
先日10年振りにその奥様の自宅前を通りましたが、違うメーカーの車に代わっていました笑
カーナビの使い方もお伝えできないような対応をしていたら当たり前に起きる出来事なのかもしれません。
事故でお困り奥様
前任から引き継いだ非常に派手でオシャレな奥様。
自宅に行くと、真っ赤なレザーのソファに高級な緑茶を出してくれる奥様でした。
しかし、なんか態度がきつくて、ちょっと苦手だなぁなんて思っていました。
そんな奥様から、私の休日に連絡が。
聞くと自動車事故を起こして、困っているとのこと。
その日は当時付き合っていた彼女と久しぶりに出かける約束をしていたのですが、事情を彼女に話して奥様の元へ駆けつけることに。
事故現場に到着すると、いつもと違う怯えた様子に私は驚きました。
急いで駆け寄り、怪我の有無や状況などについて確認。
双方について冷静になるように話をし、警察に連絡を行った。
それからは保険証券を確認し、レッカーを呼び、奥様を自宅に送り届けました。
事故って何度も起こるものではなく、相当不安だったのか、助けてくれなかったらどうなっていたかとかなり感謝された。
その後、自動車の修理なども含めて全て対応を行ったのですが、この奥様はその後すごく私を信頼してくれて、顧客の紹介などをして頂くことができたのだ。
もちろん奥様本人も買い替えで購入もしてくれたし、何より驚いたのが、自分を経由して生命保険まで契約してくれた事である。
一つの行動が成果につながる流れを経験し、商品を販売すること以外で、営業としての職務を果たした初めての時だったのかもしれない。
困っていること(問題)を解決することへの喜び
人って誰しも困っていることがあって、それを解決できるとスッキリするものですよね。
私もそうです。
社会で働く人って誰かの為に働いているのがほとんどだと思う。
会社も世間から必要とされていないと存続ができないだろう。
いやいや、自分の生活の為だよ!って思うかもしれませんが、誰かの為、ましてや自分の家族の為に働き、その対価が自分に給料として支払われているはずです。
自分は顧客には会わない仕事だと言っても結局は誰かに通ずる。
けど、仕事し始めた時ってとにかく売りたい!この作業すればいいんだろ!というやらされ感になってはいないでしょうか。
特に会社から詰められたり、プレッシャーがかかることで、ますます自分という内向きな思考になってしまうと思います。
私もしんどくなるとそうです。
なので、自分にも言い聞かせてますが、顧客の為、誰かの為にというのを意識する事が大切です。
そう行動する事で必要とされる人間になっていきます。
今回紹介した2つの出来事は当時の自分には本当に大きくて、こうやっていい方向につながるんだと理解した出来事でした。
この時は相手の問題を解決をすることが根本だなんて思っていなかったんですが、相手の為に取り組んだことで信頼関係は作れると思ったのは覚えています。
自分を売るにも、製品売るにも、相手の抱える問題の解決を1番に考えて、自分のできることをしてみてください。
それでも相手の為になんて思えない、自分の為だけに働いているという方は、本心でなくても今は構いません。私もそうでした。
なので、最初は「人の為になる活動をしないと返ってこない」というルール、そういうもんなんだと思って意識してみて下さい。
すると、これが当たり前と思うようになってきます。
少しずつ相手の反応も変わってきます。
より良い世の中になる為、自分自身の人生を良くする為にも、何かができる人間となれるように自分を磨いていきましょう。