『India Spritual滞在記』を読んでみる
仏教を探求していると、避けては通れないインド。仏教の発祥は、約2500年前の北インドで、お釈迦様が説法を唱えられたとされる場所はガンジス川中流域です。(お釈迦様の生誕地は、インドとネパールの国境近く、ネパールのルンビニになります)
お釈迦様は菩提樹の下で瞑想し、悟りを開いたことは仏教を詳しく知らない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。(インドの北東部・ブッダガヤ)
拙著『高野山に伝わるお月さまの瞑想法』にも書いたのですが、インダス文明の最大の遺跡でもあるモヘンジョ・ダロの発掘調査では、人が足を組んで瞑想をする坐法の姿が掘られた印章が出土しています。これは人が5000年も前から瞑想をしていたことを物語っています。
また、「瞑想とヨガ」も深い関係性があります。ヨガも古代インド発祥とされ、もともとは心と体を修練するための修行法でした。
「ヨガ(Yoga)」は、「結びつける」などの意味を持つ動詞「ユジュ(yuj)」から派生した名詞で、「自分で心と体をコントロールする」という意味が含まれています。
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さて、そんなわけですが、私はこれまでヨガの先生と一緒に、ヨガと瞑想会のコラボレーションイベントをしてきました。(ここ数年お休みしていますが、またはじめる予定です)
そのヨガの先生の一人である、ヨガセラピーナビゲーター Kurumi(くる美)さん。Kurumiさんとは友人でもあり、過去に自然の中での滝ヨガ瞑想会やお寺でのヨガ瞑想会で、よくコラボレーションイベントを開催していました。
その彼女がちょうど10年前に書きあげたのが『India Spritual滞在記』〜癒やしのヨガと出会いの旅〜。手にとって読み進めてみると、まるで詩を読んでいるような、『星の王子さま』(サン テグジュペリ)や『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ)などを読んでいるような……不思議な感覚になりました。
2005年から2008年のインド滞在の中で、ヨガや出会った人、物事を通しての気づきや学びのストーリー。
続きは音声でお楽しみください♪