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世界一簡単に"神アイデア"を降す方法

「最近良いアイデアが浮かばなくて。。。」

「なんかブレイクスルーできるアイデアがあれば。。」と        日々よく耳にします。

私はマジシャンになると決めた小学2年生の頃からアイデアノートを作り様々な手法を試してきました。アイデアに関する本も数百冊読んできました。 

現状、最も効果的なアイデア、いわば"神アイデアの降ろし方"を     このnoteにてご紹介します。

ここで少しだけ自己紹介させてください。 
私はイリュージョニストのHARAと申します。

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「激レアさんをつれてきた」「情熱大陸」などを見てくださった方もいるかもしれません。マジック卓球をやっていたのが僕です(笑)    

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  奈良県十津川村の山奥で生まれ、ラスベガスでマジシャンデビューを経て、昨年はnewsweek誌の世界が尊敬する日本人100に選出されました。             今の夢は宇宙に行ってマジックをやることです。

(幼少期、庭にて)

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これからご紹介する方法は私が実際にやっている            誰でも、何歳からでも、今からできるとっても簡単な方法です。


全てはひらめきから始まる。

アイデアは小さなひらめきから生まれます。

ひらめきとは野山を飛び回る蝶々のようで、すぐにフワフワ〜っとどこかに飛んでいってしまいます。

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多くの人はひらめきや思いつきを馬鹿にします。

所詮、ひらめきだろ?

ロジックが欠如している。

しっかり椅子に座って考えた方が良いだろう。。と 

しかし歴史上、様々な発明はちいさな「ひらめき」から始まっています。

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この世界にあるものはかつて、誰かのちいさなひらめきでした。

あなたが今見ているスマホだって、パソコンだって最初は誰かの頭に降りてきたちいさなひらめきです。    

ひらめきを信じて、行動し、現実化することができます。
さぁ、いまからひらめきという名の蝶を捕まえに行きましょう。


いざハンティングへ

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あなたは野山に出て蝶々をどうやって捕まえますか?

素手?  

ちょっと無理がありますよね(笑)  

虫取り網虫カゴを使いますよね。


オトナの虫取り網と虫かごは、ペンと小さなメモパッドです。

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ポケットに入るなるべく小さなものが理想です。ペンは個人的にはSARASAの1.0がサラサラかけておすすめです。硬いボールペンだと書くのに時間がかかって蝶が逃げてしまいます。

これを朝起きてから寝るまでポケットに入れておいて、何かひらめきがあればすぐメモを取ります。自分が読めればいいので殴り書きで構いません。 

歩いていて目に飛び込んできたキャッチコピーとか素敵だなと思ったショーウィンドウをデザインをスケッチすることもあります。 

自分がワクワクすること、気になることをどんどんメモしていきます。

ノートに関して今まで流行のA4の方眼紙を使ってみたり、スマホやipadを使ったり色々試してきました。しかしA4サイズだと必ず鞄が必要になります。     スマホやipadは開くとlineの通知が入ってきて気が散り、その隙に蝶は飛んでいってしまいます。


ひらめき脳を省電力モードでonにしておく


多くの人はカフェや机の前でアイデアを出そうとします。        しかし待っていても蝶は机の前に飛んできません。

メモとペンという捕獲ツールを常に持っていることによって、ひらめきが現れた瞬間を「サッ」と捕まえられます。ポケットに忍ばせていることにより、潜在意識的には常にアイデアをさがしている状態です。

この脳を省電力モードでONにし続けておくのが最も重要です。
いきなり「アイデアよ出でよ!」とスイッチを入れても脳は疲れてしまいます。残念ながら、たいていそういう時に捻り出したアイデアは役に立たないことが多いです(涙) 

会議に出るなら、数日前から会議の議題をメモにさらっと書き込んでおく。そうすれば自然と最適な解が降りてきます。

プレゼンのときは大きく4つに分けて要点をメモに書いておく。
4 つのポイントとは 起・承・転・結を意味します。

ポイントさえ抑えれば、あとはリラックスしてプレゼンに挑むことができます。何かつまったらサラッとメモを見れば良いです。    
小さいメモは書くスペースが限られているので自然と脳のなかで情報が整理されます。

まずはペンとメモパッドをポケットに入れて、ハンティングに繰り出してみてください。次の章ではひらめきをアイデアに昇華させ、企画書に落とす方法をお伝えします。 


神々との対話 

ひらめきが降りてきたら、それを具体的に企画や行動に移すことが大切です。待っていても、引き寄せるぞ!と念じていても現実化される可能性は薄いでしょう。アイデア会議を開催しましょう。

まず、あなたが尊敬する偉人を5名プリントアウトしてください。

A4で目一杯印刷するのが大事です。

御存命の方、天国にいる方、誰でも構いません。

写真を見ると、グワっとエネルギー湧き立つ方が良いです。

5名いないという方は推しのアイドルの写真でも構いません。

それをデスクの前の目線より上の高さに貼ってください。

(筆者のデスク) 

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私の人生に最も影響を与えた、岡本太郎、マジック界の偉人ロベールウーダン 、アインシュタイン 、スティーブジョブス、ピカソ。 

メモパッドを見返して、今日の議題を決めます。

議題を決めたら、スマホのタイマーを15分に設定して機内モードにしてください。会議のスタートです。

まずは神々に自分はこう思うんだけどと心のなかで議題を伝えください。

「えっ?私なんかの話を聞いてくれるはずがない」と思ったあなた。

そのちっぽけな自我を今は捨てましょう。                    主語をから我々に変えるとより効果的です。

次は「我々的にはこれをやりたい。ぶっちゃけジョブスさん的にはどう思いますか?」と1名指名して聞いてみます。

すると、「もっとシンプルにしろ!」と怒鳴られます笑

今度はピカソに聞いてみます。「ふむ。。衣装と照明の色味をもっと変えてみようか。色を変えればより美しく見えるよ」

岡本太郎さんにきいてみます。

「爆発が足りない!!」

とこんなふうにフランクに5名とイマジネーションの世界で会議をしていきます。「アイデアをください!お願いします!と偉人にへりくだるではなく、5年ぐらい一緒にプロジェクトを進めている仲間というイメージを持つと良いです。

これはとっても楽しいし、思いつかなかった視点からのアイデアが降りてきます。

一通り、会議で出たコメントはA4のノートかホワイトボードに書いておきます。

ここらへんで「ピピピ!」とタイマーがなります。

散歩にいこう

15分経ちました。今度は小さなメモとペンをポケット、小銭を200円ぐらいポケットに入れてください。 

スマホを置いて、部屋から出て散歩にいきます。

ゆっくりと歩いてください。いつもいくコンビニより少し遠いコンビニまで歩いてみましょう。コーヒーやあなたが好きなドリンクを買って公園で一息ついてください。なるべく自然を感じられる場所が良いです。      何も考えず。ただ、リラックスするイメージです。

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脳は余白がないと考えることができません。

忙しい現代人の脳はいわば余白のないキャンバス。

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スマホや、PCを置いてゆったり散歩する余白の時間を作りましょう。

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15分ぐらいたったら、ノートがある室内に戻ります。

この室内で集中して考えて、外に出る という工程は専門用語で     マインドワンダリングとよばれます。非常に効果的です。
人間の集中力は15分が限界。それ以上考えても良い案は浮かびません。  あきらめて散歩しましょう。 



書類にまとめる

もう一度、ノートを見返して、要点をノートかホワイトボードにまとめましょう。 

PCのメモ機能で簡単な企画書を作ります。人に説明できれば大丈夫です。  A4ペライチで大丈夫です。

それをPDF化して2部印刷してください。

この紙に印刷するというのが最重要です。

スマホでいいじゃんと思ったそこのあなた。              試しにあなたのスマホのメモ帳を見返して見てください。メモしたまま具体的な行動をしなかった項目がたくさんあると思います。

1部は机の前に貼っておいてください。

もう1部はカバンにクリアファイルで入れておいてください。ときどき見返したり、新しいアイデアをひらめたらそこにメモしておきます。出会った人で相談できそうな人がいたらメモを見せちゃいましょう。 

PDFのファイルはあなたがそのアイデアの実現に力を貸してくれそうな人にメールかメッセージで送ります。こんなアイデア降りて来ちゃったんだけど(笑) よかったらランチにしましょう。と軽めに誘ってください。 

スルーされても気にしないでください笑 

私は毎朝、このルーティンを続けています。

時間帯はやはり起きてすぐがおすすめです。起きてすぐスマホやメールを開くのは辞めましょう。1時間ぐらい待ちましょう。            まだ寝ぼけているうちだと、信じられないアイディアが降りてきます。 

起きる→偉人と会議(15分)→散歩&コーヒーのんでリラックス(15分)→企画書つくる(15分)→マネージャーやクリエイターの友達に共有(15分)

毎朝、起きて60分後にはまったく新しい企画書が出来上がっています。


脳のクラウド化 

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アイデアを生み出す→企画書つくる→共有するということも特別なことにしないで、日常のなかに取り入れてしまえば楽です。

ひらめきを信じて、アイデアを練り、誰かに共有する。

自分のアイデアややりたいことを独り占めするのはやめましょう。 

いろんな人の脳に預けておきましょう。

私はこれを脳のクラウド化といってます。               自分一人でできることは限られています。でもみんなの力が集まれば、  不可能だったことも可能になります。

これを始めてからアイデアや目標、夢が実現するスピードが猛烈に向上しました。クリエイター仲間からの相談も増えました。

まず、日々が楽しくなります。

なにか素敵なことはないかと、世界をワクワクした目で見ることができます。デジタルを遮断して、ゆったり散歩することで「あー蕾がぷっくりしてきてる。もうすぐ桜が咲きそうだ」とか気づかなかった世界が見えてきます。

子供の頃、きれいな蝶をさがして野山を走り回ったあの日のように。

アイデアはそれそのものには、価値はありません。

行動して、具現化させてこそ意味があります。

あなたの小さなひらめきはいつか世界を変えるかもしれません。 

是非、神アイデアを降す方法を試してみてください。

感想はハッシュタグ #神アイデアを降す方法 をつけてつぶやいて教えてください。

~あとがき~

実際にアイデアからどうやって人々を巻き込んでいき、夢を実現させるかはこの本に記されています。この本も1年前では、たんなる僕のあたまにある ひらめきでした。

様々な方のお力が集結して出版されました。

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本の詳細 
https://www.amazon.co.jp/dp/B09TVJDJH1 

ひらめきから生まれた作品"いぶき”
アメリカズゴットタレントより 


ここまで読んでいただきありがとうございました。

HARA 





 

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イリュージョ二ストHARA
リュージョニスト/クリエイティブイノベーター/ NBCアメリカズゴットタレント"等世界25ヶ国以上のTV/舞台に出演。マジック演出wow creations代表。