インスタ映え?
インスタ。フォロワー数。人気。
そもそもカメラマンだけどインスタやってません。(笑顔)
スチールカメラマン、極端に仕事が減って、いまや、かなりなジリ貧状態へ。
ウエディング、学校、スポーツ、料理。
ファッション、タレント、スタジオ、建築。
全部カメラマンと下につく職業。
このコロナ禍でみんな仕事が減って税金を払うのも厳しい状況になっている人が多い。もちろん私も。
カメラマンがすべておしゃれカメラマンなわけじゃないし、情報発信できるわけでもないし、生活のために写真を撮ってるカメラマンは5万といると思う。
その人たちが皆家計が苦しくなるような事態に陥っている。
俗にいう先生クラスといわれる一線級の人たちですら、仕事がなくなり、YouTubeを始めたりしている。(もちろん人それぞれだから苦しくない人もいるだろう)
新しい写真分野で再起を図りたくとも、写真業界全体が急激に仕事を奪われていってる中で、何をしたら良いのかわからない人は僕も含めて大勢いるだろう。もちろんYouTubeやったからと言って救済策になる人もならない人もいるわけで。。。
(カメラメーカーは新しいカメラをこのコロナ禍でも発表し続けているが、実際に使っているカメラマンの仕事が無い中、カメラの需要など高まっているはずもないと個人的には思うのだが)
ゴリゴリのプロカメラマンではなく、趣味程度であろうそれがピントの浅い写真を撮って、可愛いラブリーな感じが出ていて、ラッキーショット的なものも多くて、それなりに見栄えが良くて、イメージ先行の雰囲気自称カメラマンが巷では散見するし、それなりに評価されているように見える。
たしかに!そう言うのも必要枠でしょうね。勿論理解できる。生き方をとやかくいう気はサラサラない。
今更おしゃれなカメラマンになんかなれないし、嫉妬で言ってるのかもしれないけど、それってもっと泥臭く、汗だくで絵を切り取っていく、つくりこんでいく。
そんな職業じゃないかなぁ。
もちろんそういう写真を見て新しい発見があったり、感動することもある。
撮影方法やカメラ、照明機材等の進化もあって、撮影できる分野や手法も随分と広がったと思う。
写真を撮るためにいろんな犠牲を払う。
プロはアベレージを必要とするし、仕事としているから厳しさも必要だし、さらに「らしさ」を追求することで、「クオリティ」を保つという「こだわり」がカメラマンというプロ意識に表れると思う。
こだわるということは機材にお金もかかることだし、生活とのバランスが難しい状態になりやすい。
もちろんラッキーショットになど頼ることはできない。
精神論的には、目の前にある被写体と自己最大限向き合う努力をして瞬間を落とし込んでいく。それがすべてと思う。
でも、そうでない一般の人がインスタに挙げた写真がよく見える時がある、まさに見栄えの世界でもある。
だから努力が報われないことは多々ある。(武士道精神)
生きていくためには日銭を稼ぐカメラマンでなければならない。
でも撮った人なり環境の人たちが喜んでくれるのは励みになる。(なんの職業でもそれが励みになるはずですが)
でも、おしゃれカメラマンのおかげでカメラマンのイメージは上がった。
しかし同時に雰囲気先行でなんとなくチャラい分野に入ってしまったように思う。カメラマンなんて、泥臭くて写真を失敗したら仕事がなくなって、それでいてもちろん責任は重大。普通の人が撮れないものをクオリティをそれなりに保って、記録としてもきっちり残していく。さらにセンスも求められる。
多かれ少なかれ、一線級であろうと、そうでなかろうと、大半はそういう職業だと思う。ふんわりしたイメージ先行の強いある種タレントちっくな、おしゃれカメラマン。羨ましくもあり、遠い存在だ。
生活の中で写真に触れない日はない。
もはや写真や映像は人にとって必要不可欠のはずだ。「カメラマン」は仕事が極端に減って苦しい状態にある。コロナの影響をもろに受けている職業だと思う。
衣」食」住」に関わる人間が最低限必要不可欠な分野は強い。
果たして写真はどこに入るのか。
おそらく全ての分野に入っている。