法政通信 2023・2024心理学 レポートの助け
2023 心理学レポートの簡単な考え方
・教科書によるステレオタイプと偏見差別の定義
・カテゴリー化がステレオタイプの原因
・カテゴリー(化)、人の印象、について教科書より抜粋
・教科書記載のステレオタイプの具体例(看護師)。看護師を例にステレオタイプを考察すると宣言。
・看護師はみな同じような特性を持つと思ってしまう(同化)
・ある看護師を、その個人の特質から判断せず、看護師という属性によるステレオタイプ(例えば、優しい)を期待することが偏見であり、そうであることを求める行動や要求(看護師には優しく対応してほしい)が差別である
・この看護師に対する期待というものを排除することは難しい。上記例でいえば「看護婦は優しくいてほしい」という思いが偏見である。だから差別はなくならず存在し続けている
(強いて言えば一般的な意味での差別と心理学用語としての差別は別物である場合も多い)
レポートへの手助け 応用
前段の基礎的なことは解っている、という人へ。ステレオタイプの維持に関しては諸説あります。「ステレオタイプの仕組み」について考えることのこのレポートの回答だと思います。
黄色マーカー がメイン、この内容にそってレポートを書けばよいかと思います。ステレオタイプの原因をラベリングにあるとし、そのラベリングを行いやすいのが外集団、内集団バイアスにあるとしての記載です。
赤マーカーは洞窟実験における研究より得られた内集団・外集団バイアスを打ち破る手法です。共通の外敵やトラブルに対し協力してあたることで集団間の敵意がなくなり仲間意識が芽生えます(アクシデントなしで一緒に食事や娯楽をすることは敵対関係を強めた)。
考え方
まず設題を読み、その定義を考えます
教科書記載の定義からステレオタイプが大本であると理解します
ステレオタイプがどのようにつくられるかを考えます
ステレオタイプの原因と、メリットもあることを理解します
ステレオタイプが維持される原因を内集団、外集団のバイアスによるとします
外集団バイアスについて、具体例を挙げて考えます(同業他社、スポーツのライバルチーム、同じ地域に住む外国人、自社の別部署)
内集団バイアスについて、具体例を挙げて考えます(同級生、自社社員、同郷、同じ趣味)
内集団バイアスに関する研究概要を理解します(洞窟実験、コイントスなど多数)
内集団バイアスをなくすことは難しいと理解します(なぜ なくせない?)
洞窟実験における「協力しなければならないアクシデント」で協力することで関係は良好になります。
(上記協力は国家間でいえば「地球に宇宙人侵略」「地球に隕石」のようなハリウッド映画級のアクシデントなので現実味がないと思う(個人の感想です))
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