読書記録 アメリカ「60年代」の旅 越智道雄 著
大学の卒業論文は、アメリカ文化とウッドストックミュージック&アートフェスティバルでした。
当時、大学の一般図書にない、蔵書の資料室から取り寄せて読んだ本の一つ。
また読もうと探したら、あっさりAmazonで見つかった。
アメリカ60年代の文化から、学生運動、ゲイ解放運動まで、網羅されていて面白い一冊だ。
といっても当時は前半のヒッピー文化の部分しか読んでいなかったことが発覚。
政治の絡んだ学生運動から、黒人解放運動、ゲイ解放運動など、後半部分を初めて読み、
時代が急に変化した、変革の時期の出来事を、ビックリしながら読んだ。
世界中で学生運動が起こり、衰退するまでのアメリカでの経緯をしったり、
ゲイ解放パレードでは、まさにゲイパレードでカミングアウトすることが解放された瞬間を、
アメリカ60年代その後に起こった奇跡をこの本を通して知ることができた。
人の意識が集まると、次の時代に新しい思想や時代がやってくる。
変革の時代を経て、今の明るい私たちの時代があるんだと思った。
私もたくさんの思考が集まると新しい時代が始まることを、作品を通して表現し続けている。