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子どもを「いい脳」に育てよう!⑤脳育てポイント スマホ授乳はダメ

赤ちゃんが静かにおっぱいを飲んでいる時間は、
母親にとっては数少ないのんびりできるとき。

スマホ授乳はダメ

片方だけ空いた手にスマホを構え、
SNSをチェックしたり、
気になるネットニュースを検索したり、
LINEの返信したり。

わずかな自分時間をフルに活用したくなります。

ところが、脳育て的にはNG行動なのです。
スマホ授乳は効率的で、気分転換できる
というお医者さんもいますが・・・。

「私のことを相手してくれない」

赤ちゃんは目の前の人の表情筋の動きを、
鏡のように写し取って、
自らの表情筋に伝えることによって
発音を獲得していきます。

授乳しているときは口の筋肉が
全方位に動いているので、
目の前のお母さんが口を動かしていると、
それを真似しやすい。
脳に焼き付けやすいのです。

病院では助産師さんから、
目と目を合わせておっぱいをあげましょう、
と指導されますよね。

ところが、実際やってみると、
目ってなかなか合わないですよね。
目をつぶって飲んだり、
どこか焦点の合わないうつろな目だったり・・・ 。

以前書きましたが、
スマホ授乳は、赤ちゃんに
「私のことを相手してくれない」
という感情を潜在意識に刷り込むようです。

赤ちゃんを侮ってはいけません。

脳科学的には、目を合わせるというより、
意識と顔を赤ちゃんに向け、
表情豊かに語りかけることが大事だといわれています。

おいしい? 

たくさん飲んでね!って。

どんなに愛しているかを言葉にしてあげるのが一番。

赤ちゃんへの話しかけは、
たくさんの情報を脳に「入力」すること。

話している言葉の意味はわからなくても、
相手から伝わってくる
息の風圧、筋肉や血液の脈動までを感じ取るだけの感受性が、
すでにあるからです。

3歳までが勝負

そしてこの能力が高いのは、3歳までなのです。

3歳を超えると、
聞こえが優先され、
ことばは記号になっていきます。

心を通わせることばのセンスや、
コミュニケーション能力の基礎は、
3歳までに獲得するもの。

三つ子の魂百までは脳科学的にも正しいのです。

心臓の鼓動、脈動、筋肉の動き、
息づかい、あたたかさ…とともに伝わってくる、

“ことば”

そのことばが持つ情報は、
画面に映っている教材の映像とは、比較になりません。

「授乳中のスマホは、ぜひ止めてほしいと思います」

実は、科学的にも、言葉よりも
非言語のメッセージに注意をといわれています。

アニメや映画を見ても疑似体験はできますが、
文字情報から想像する方が
数倍、脳細胞を使うといわれています。

「いい脳」のためには、
テレビやスマホは極力控えめにするべきなんですよね。

脳の中身は直接見ることはできません。
だからこそ、仕組みを理解することにより、
幼少期の脳を将来の為に
シッカリと作ってあげるのは親の仕事です。

親は、それを理解して、
子どもの可能性をうまく引き出してあげて
あげれば脳番地の成長バランスも整います。

しかし、これを理解しているのと
していないのでは雲泥の差。
だから親やはり勉強しないといけないのです。


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