見出し画像

脳はインプットがなければアウトプットできない。

昨日は「得意or苦手なこと」は
脳の働き方の違いにあり、
脳番地の成長バランスによって、
その子のキャラクターが決まるが
親の影響が大きいという話をしました。

脳番地にはそれぞれ伸び盛りの「旬」の時期があります。

ざっくりと言えば、
脳の前側がアウトプットを担当する脳番地、
後ろ側がインプットを担当する脳番地に分かれています。

幼少期(10歳くらいまで)は
「脳の後ろを育てる」ということが大切です。

なぜなら、
インプットが充実していなければ、
いざアウトプットの脳番地が
発達の旬を迎えたときに
「出せるものがない」
「考えるための材料がない」
という状態になってしまうからです。

三歳までの脳は、
砂漠に水を注ぐごとく何もかも吸収します。
この時期にとにかく吸収し
脳の容量を増やしておかなければ、
いざアウトプットしようと思っても、
ないものは出せません。

ですから、小さいうちは、
視覚系・聴覚系・運動系の脳番地を
働かせるため「見る」「聞く」「動く」「触る」体験を
出来るだけ多くすることが大切です。

そうすると、目や耳、手足から
入力した情報を材料として、

記憶系と理解系の脳番地が働きはじめます。

そして、これらの情報を栄養分にして、
10歳以降、さらに高度なアウトプットを
担当する伝達系・思考系などが育っていくのです。

以前お話ししましたが、
小学校の時に勉強できなかった子が、
急に中学校くらいから勉強できるようになった。
また、逆の小学校の時、勉強ができていたが
大きくなるにつれて、伸びや止んでくる子。

幼児期の脳の作り方によるものです。

親は、それを理解して、
子どもの可能性をうまく引き出して
あげてあげれば脳番地の成長バランスも整います。

しかし、これを理解しているのと
していないのでは雲泥の差。
だから親やはり勉強しないといけないのです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?