見出し画像

【小学生】成績表のみかた

夏休みとなり、3学期制の学校ではお子さんの成績表を目にする時期だと思います。

私自身は、「小学生のうちはどれだけ外で走り回ったか、友達とたくさん遊んだか、好きなことに没頭したか」が大切だと考えていて、

親としては小学校の成績表は、Aがいくつあったとか、成績が下がったとかはほとんど気になりません。

(中学生に関しては内申が進学先に左右されるので「気にならない」とは言えないです・・。)

大人になったときに自立した、思いやりのある、たくましく生きる人に育ってほしいという願いはもっています。

その未来にむけて子育てしていく中で、

小学校時代の成績に親が一喜一憂することは意味がない。

という考えなのですね。

小学生のうちに「じぶんはできる!」って感じる根拠なき自信をもっておくことが今後の人生で大切となってくると思っているので、Aの数は関係なく、「がんばったね!」「すごい、すごい!」と褒めてあげればいいのだと考えています。

「そんなほめられるような成績じゃないんです。」と思われる場合は、その成績表に関心を向けるのはやめる。

子どもがもつすごいところを見て、「この子は絵を描くのがこれだけうまい」とか、「いつも笑顔で明るい」とか、「人の気持ちを考える優しさがある」など、子どものよさを見て、そこをほめてあげたらいいと思います。

成績表のABCに関心をもつのをやめる。

それから、教科のABCにばかり目がいって、【行動の様子】の欄を見る方は少ないかもしれませんが、親としての私はこの行動の様子に〇がついていると、子どもが学校でこういうよさを発揮できているのだなということがわかって嬉しいです。

自治体によって〇のつけ方は違っていて、「◎」と「〇」で表すところや、「〇」と「〇ナシ」で表すところなどがあると思いますが、この行動の様子の〇にはその子の才能や気質が表れているので、むしろその評価を大切に考えてあげてほしいです。

成績表の見方として、私たちの親世代は、

A大変よくできました
Bふつうです
Cがんばりましょう

だと思いがちなのですが、
そうではありません。

Bはその学習の目標に対して満足できるレベルに達している。
という基準で、Bが取れていればOKなのです。

Bは「ふつうです」ではありません。

Aは目標に対して十分満足できるレベルです。
自分なりの工夫をして取り組んでいたり、さらに気づきを見つけていたり、目標に対してより主体的に学習に関わっている様子がある場合がAです。

Cはどの学習も目標に対して、もう少し努力を必要とする場合です。

それをテストの点数だけでなく、授業での様子やノートや振り返りカードなどに書いている気づきなどを総合的に考慮して、各観点についてつけています。

この教科のこの観点についての成績を一人ひとりについてそれぞれつけているのです。

つける側としてはそういう感じで、それぞれの単元の観点について丁寧に見て、成績をつけていて、「この子はすごくがんばっていたから国語はAが3つ!」というように決めているわけではないのです。

観点ごとに評価していて、
その結果いくつAがある、Bがあるというようになります。

たとえお子さんのすべての観点の成績がBでも、「この子はふつうだから全部B!」としているということはありえません。

つける側としてはそのようにつけていますが、見る側としてはその成績を見て「前と比べて落ちた(上がった)」とか、「塾に行ったほうがいい」とか、「もっとがんばらせないとだめだ」と感じる必要はないというのが私の考えです。

その数字や記号より、その子自身のもつよさに気づいてあげてほしいです。

その親の姿が幸せな子どもを育てることにつながっています。


子どもの生きる力を育み、子どものもつ才能や輝きを引き出す教育をテーマに記事を書いています(^▽^)/