noteは自分の「好き」を確認する場所だったというお話。
好きなことをしていたら、仕事が自然とやってくる。
こんな話を聞いて、昭和生まれの私は衝撃を受けた。
厳しい受験を突破し、努力を重ねて、自分にできそうな仕事を職業とした私。
現在の仕事が嫌いなわけではないが、好きなことだったかというと違う。
「女でも食いっぱぐれないように」と国家資格をとったことで、20年以上も医療従事者をしている。
この選択に後悔はないが、人生の後半戦に入った今からに関しては考えるものがある。
今や人生100年時代。
何歳まで生きるかわからないが、持病も何もない私は結構長生きすると思われる。
ならば、今のうちから「好きなこと」をし続けることで、新たな仕事を自分の手で作り出すことができるかもしれない。
しかし、ここで壁にぶつかるのが、自分の好きなこと。
「好きなこと」ではなく「しなくてはならないこと」に人生の大半を使っていた私が、そう簡単に情熱を燃やせるものなど見つからない。
強いて言うなら私は旅行が大好きで、社会人になってから仕事を1年休んでイギリスに留学をしたことがある。
1週間〜2週間程度の海外旅行ではどうしても納得がいかず、海外で暮らすということを体験したかったからだ。
語学学校に通いながらバイトをして、ヨーロッパのあちこちを旅した。
フランス、ベルギー、イタリア、ポルトガル、ブルガリア、オーストリア・・・。
その留学以降、私は一人で海外に行くことをためらわなくなり、日本に戻ってからも独身時代はバリ島に年数回は訪れていた。
大好きなヨガをし、バリマッサージを受け、ぶらぶらと散歩し、現地の人とお話しをする。
南の島は時間がゴムのように伸び、全てがスローテンポ。日本でカチコチになった思考が、いい感じに緩むのが心地よかった。
実は、今もその思いは変わらない。
しかし、結婚をして子供が2人でき、更にはおいそれとは海外旅行にいけないまさかの時代になった。
大好きな海外旅行はしばらくお預けになった。
だから私は小さな「好き」を、日常の中で重ねていくことにした。
自然の中で過ごすために、家族でキャンプをする。
キャンプ場で、朝から美味しいコーヒーを飲む。
気持ちの良い仲間と、ゲラゲラ笑いながら過ごす。
夫が作る美味しい手料理を心ゆくまで堪能する。
子供たちの可愛い寝顔を愛でる。
こんな小さな「好き」が私にオリジナルの仕事をもたらすのか?
それは「好き」を重ね続けた先にしかわからない。
noteを始めたのは、自分の「好き」を確認するためだった。
そして、私の「好き」が誰かの「幸せ」に繋がるのか、知りたかったのだ。
私はこのnoteに、自分の「好き」を散りばめていこうと思う。そして、自分の未来がどんな風に変わるのかを記録していこう。
いつも読んで下さる読者の皆様には、私の日常を綴っただけの記事に優しいコメントまでしていただき本当に感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。