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自分の体の声を聞くことが健康への近道だったというお話。
その昔、私はかなりヨガにハマっていた。
毎朝出勤前にヨガスタジオに出向き、1時間もレッスンを受けるほど夢中だった。
ただヨガのポーズを実践するだけでなく哲学も学び、食事はできる範囲で玄米菜食を心がけていた。
実際、私はヨガで体の調子が整ったし、心が折れそうなときはヨガの哲学に何度も救われている。
何よりも39歳と42歳で無事に出産できたのは、ヨガで体を鍛えていたおかげだと思う。
産後はポーズの練習をする十分な時間は取れないものの、食事の面では自分なりに野菜中心の健康的な食生活をしていたつもりだった・・・。
運動不足は否めないけど、そこまで大きく生活が変わったとは思えない。
しかし・・・明らかに体の調子が悪い。
寝ても寝ても疲れが取れず、だるくて仕方がないのだ。
40歳を過ぎれば更年期障害も出てくるしこんなものかと諦めに入った時、職場の近くに統合医療の内科が開院した。
「統合医療」とは、近代西洋医学を中心として伝統医学や相補・代替医療を適宜合わせて行う医療のことをいいます。
もともとアロマセラピーやフラワーエッセンスといった代替医療が大好物の私。
体がだるいく疲れが取れない原因を教えてもらうべく、その統合医療の内科を受診したのだ。
ドクターは優しく穏やかな男性の先生で、丁寧に診察をしてくれた。
私の食事や生活習慣、職業、ライフスタイルに到るまでしっかり問診を受けた上で、波動を測る機械で全身をくまなくチェックしてくれた。
どこにどんな問題を抱えているか波動で推測して、食事や生活習慣を変えることで不調を改善できるというのだ。
驚くことにその結果、私のこの疲れやすさの原因が、血液検査ではわからない「隠れ貧血」だとわかった。
私は今まで健康診断の血液検査で「貧血」だったこと1度もない。
にも関わらず、明らかに「鉄分」が足りないというのだ。
「レバーや赤身のお肉、あるいは鉄のサプリメントをとるといいですよ。」
ヨガでは「お肉はできるだけ食べないほうがいい」と言われ、あまり積極的に食べないようにしていた私。
マジですか??
ヨガの食事法では消化に負担がかかるし、体が重くなるから多くは食べないほうがいいと学んだ。このこと自体、決して間違いではない。
しかし、人の体は十人十色。
その後、先生に言われた通り肉をモリモリ食べたら、驚くほどに私の体の調子は良くなり、わずか2週間で明らかに疲れにくくなった。
実はもともと、私はお肉が大好き。
しかも、血の滴るような赤身のステーキをレアが一番好き。
私の体は知っていたのだろう。私の体が肉を鉄分を欲していることを・・・・。
巷には健康法が溢れており、ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビオティックなど、いろんな食事のメソッドがある。
どのメソッドも理にかなっており、実際に健康になっている人がいるのも事実。
でもだからといって、必ずしも自分の体に合うとは限らない。
また年齢と共に体は変化するものなので、今の自分の体にあった食べ物や健康法をチョイスしていくのが一番いい。
疲れにくく健康になった私は、自分の体の声をしっかり聞くこと己に誓った。
眠たいときは無理せず寝て、ストレスを感じるときは発散し、食べたい物は食べ過ぎない程度に食べる。
何よりもこれで大好きなお肉を、「体が欲しているので!」とモリモリ食べられることが本当に幸せ。
統合医療の先生からは「隠れ貧血」以外にも体の調子が良くなる簡単な方法をいくつも教えてもらった。
すぐには効果が出ないものもあるが、半年以上続けた今、かなり体の調子は上がっていると実感できる。
体の調子がいいと、心も整いやすいので、自然と幸せを感じやすくなる。
今後は私が実践して効果があった体の調子をよくする食事や生活習慣も、このnoteで紹介していこうと思う。
すごく簡単で害のない方法なので、ぜひ自分で試してみて体の変化を感じみて欲しい。