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心を強くする『絶対悲観主義』

最初から、
どうせうまくいきっこないから、大丈夫。
だから余計な心配はするな。

っていう一つの心のストレス耐性を強くする考え方。

決して、「できなかったらどうしよう…」と思い悩むネガティブ思考ではない。

むしろ、開き直っているから多少のことで心悩ますことはなくなる。というもの。

なるほど〜。

『絶対悲観主義』楠木健著

期待のつまみをネガに振り切っておく。
そうすると、少しでも針がプラスに振れると嬉しい。

うまく行ったら、ラッキー!
うまく行かなかったとしても、、
まぁまぁそんなもんだから、とりあえず大丈夫。

感情の浮き沈みがなくなる。


これも、「あきらめる」に近い思考かもしれない。

そもそもの成功確率を明らかにする。

何でも始めたての頃なんてそんなもの。

あの大谷翔平選手ですら、数えきれないエラー、ミスをして、
ホームランを打つのもそうだけど、
投手として、たっくさんのホームランを取られるのも経験しているということ。

ホームランを一本与えたくらいで、その後からグラついてしまっていたら、、
明らかに、実の確率が見えていない。
あれほど異次元のプロの世界でも、当然ながら成功率100%ではないということ。

何かチャレンジする時にもそのくらいのスタンスで構えるといいのかもしれない。

現状を明らかに認める。


コップに半分水が入っている!!

って言うのも「絶対悲観主義」からの捉え方。

元々期待していなかったら、半分も入っているだけでもありがたいと思える。

期待最小限だと些細なことでも喜べる。


そう思うと、ポジティブ絶対主義で、期待ほぼ100%で生きてきたこの数十年。

期待しすぎてその通りに行かなくてショックを受けたり、
凹んだりを繰り返してきたんだな。

やることはベストを尽くして、でも結果はそううまくいかなくても、そんなもの。
やり続けてたらきっといい事あるさ。

究極には、
「生きてるだけで丸儲け」そんな感覚で日々過ごしていると強いんだと思う。

ベースにそういう種の平安やどっちでもいいやっていう安心感があると、
以外とものごとはうまくいったりする。

心が安定していい状態を保つためにも、バランス。

全てはバランス。


第一印象に反して、絶妙な説得力のある内容。

そして読み終えた時に、それでいいんだって肩の力が抜けるような安心感を覚える一冊。面白かった。

ご縁に感謝。

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