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シェアハウス由流里の鍋パ⁈

【シェアハウス由流里の闇鍋パーティー】

2025年の新年が明けて2週間。うさぎのリリィと鹿のシカリンはお仕事に復帰して少し疲れ気味。仕事帰りの2人は「今日はもう早く寝よう…」と口をそろえて言い合いながらシェアハウスに帰宅する毎日でした。

コアラのココはそんな2人を見て、思いました。
「これは何か楽しいことをして、元気を取り戻させなくちゃ!」

そこでココが思いついたのが、
『闇鍋パーティー』
でした。週末の夜、3人で好きな具材を持ち寄り、何が出てくるかわからないワクワクを楽しむ鍋企画です。闇鍋という言葉を聞いただけでシカリンとリリィの目がぱっちり開きました。

《鍋の準備がスタート!》
リビングのテーブルにココが大きなお鍋をセットし、3人それぞれがお気に入りの具材を準備します。ただし、鍋に入れるものは他の2人には秘密。紙袋に入れて持ち寄るのがルールです。

ココは「みんなに驚いてほしいな~」とニヤニヤしながら、冷蔵庫からカラフルな野菜やおもち、そして森の中で拾ってきた松ぼっくり(もちろん食べられる飾り用)を袋に詰めます。
リリィは「私の好きなあれを入れちゃおう!」と、野菜チップスやカリカリのキャロットフライをこっそり忍ばせます。
シカリンは「秘密ってワクワクするね~」といいながら、肉団子やハーブ入りのチーズを袋に入れました。

《闇鍋スタート!》
いよいよ闇鍋の時間。鍋にはココ特製の昆布とお味噌ベースのスープがぐつぐつと煮えています。3人は目をつぶりながら、順番に自分の具材を鍋に投入!

「なんかシャリシャリした音がするよ?」とシカリン。
「私、キャロットフライ入れたけど、それかな?」とリリィが微笑みます。
しかし、お玉ですくって出てきたのは…松ぼっくり!

「ココ!これ食べられないよー!」とリリィが笑いながらツッコむと、ココは「びっくりさせたかっただけ~!飾りだよ!」とケラケラ笑います。

鍋からは次々とユニークな具材が登場します。
ハーブの香りがふんわりするチーズ肉団子。ほくほくのカリカリキャロットフライ。さらには、ココが忍ばせていたユーカリの葉まで鍋に入っていました。

「え、ユーカリ!?ココしか食べられないじゃん!」とシカリン。
「だからこれ、私の特製トッピング!」とココがマイペースに答え、全員大笑い。

《みんなでほっこり》
鍋が空っぽになる頃、3人はお腹も心も満たされていました。

リリィが「やっぱり何が出てくるかわからないって楽しいね~」と言うと、
シカリンが「次回は私、もっとびっくりする具材を探してくるよ!」と笑顔で返します。

ココは「2人とも、ちょっと元気が戻ったみたいでよかった」とほっとした表情を浮かべながら、最後にお茶碗に残ったスープを飲み干しました。

外は寒い冬の夜。
けれど、シェアハウス由流里の中は、笑い声と鍋の湯気で今日もほっこりと温かいのでした。

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