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『全国高校生花いけバトル ひゃっか』 今村翔吾
美しいものたくさんの青春小説です。
春乃は、元花屋の祖母が住む香川県栗林公園で決勝が行われる花の甲子園”花いけバトル”に参加し、祖母を元気づけたいと思っている。
高校入学時、華道同好会を立ち上げたが、会員は春乃だけ。
”花いけバトル”は、同じ高校の２名１組エントリー。
一緒に参加してくれるチームメイトを高校2年生の春、華道経験者と聞けば上級生下級生にも声を駆け回るが全滅。
そこへ、華道経験者の転校生が……。
”仕事”で、進級が危ういという。
勉強を教える代わりに”花いけバトル”に参加してくれる約束をとりつける。
転校生の”仕事”とは？
流しの大衆演劇。
美しいものの一つは、イケメン！
近所のおばあちゃんもファンの劇団。イケメンいっぱい。
前年度優勝の華道家元のご子息もイケメン。
花を愛でる春乃も美しいし、
想像を超える量のお花も美しい。
美しくないものも存在して、事件も起こるのですが……。
花いけバトル、ご存知ですか？
私は知らず、小説読み終わった後に検索しました。
本書は書下ろしです。
この物語はフィクションであり、
実際の大会とは異なる部分があることをご了承ください。
『全国高校生花いけバトル ひゃっか』 今村翔吾
『てらこや青義堂、師匠、走る』を読んで、今村翔吾さんの他の小説も読みたいと思いました。
『てらこや青義堂、師匠、走る』とテイストが違います。
とても明るく楽しめる小説です。
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