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娘に絵本の読み聞かせをして思った事〜3歳までに一万冊を読み聞かせる〜
時間ができると娘は本棚から読みたい本を取り
「読んで〜」と差し出し、私の膝の上に座る。
指を差し、絵本の読み聞かせを催促してくる。
1歳1ヶ月の娘はどうやら絵本が好きなようだ。
娘と初めて絵本を読んだのは生後3ヶ月の頃。
お祝いでいただいた しましまぐるぐる の絵本。
絵を見て笑う姿を見てわたしの祖父が、
「こんな赤子でも分かるんか!?」
と驚いていた事をとても覚えている。
娘がニコニコ笑って絵本を楽しむものだから
親や祖父母や曽祖父母は張り切って読み聞かせ
をしたものだった。
1歳になる頃までのお気に入りは、
・しましまぐるぐる
・じゃあじゃあびりびり
・きらきらぴかぴか
・いろいろにっこり
など、オノマトペの出てくる繰り返し絵本。
1歳を過ぎた頃から物語の内容がわかるように
なってきたようで、
・しろくまちゃんのほっとけーき
・おつきさまこんばんは
・きんぎょがにげた
などがお気に入りのようだ。
1歳を過ぎて物語絵本を読めるようになって
こちらも読み聞かせが楽しくなった。
しろくまちゃんの行動や、お月様の表情、
きんぎょの居場所などを真似たり教えてくれる
娘にまたひとつ成長を感じる。
しっかりお話を聞いて楽しんでいる時も
もちろんあるが、そうではない時も多い。
読んでいる途中だったのに絵本を閉じたり、
違うページにいこうとしたり。
「読んでって言ったのになんで??」
と、よく思っていたけれど最近なんとなく
「今は読んで欲しい、というよりわたしの膝の上
にいたかっただけなのかな」
とか、
「ちょっと甘えたかったのかな?」
とか思うようになった。
なんとなくだけれど、「絵本を読んで!」と、
要求していた割に絵本の読み聞かせを聞かない
時は、わたしが忙しく動いていた時だったよう
な気がする。
きっと、一緒に遊びたかったのだろう。
絵本を読み聞かせする時はお膝の上に座るし
わたしのこと独り占めできるもんね。と、
なんとも微笑ましい気持ちにもなった。
絵本の読み聞かせは、3歳までに一万冊!
というワードは子育て中の親は耳に挟んだ
ことが一度はあるだろう。
インパクトのあるわかりやすいワードで、
X上でもこの方の教育論はよく目にする。
恐らく我が家は3歳までに一万冊は読むだろう。
絵本好きな娘にとって、1日に10冊程度の絵本
の読み聞かせはさほど難しくない量だとは思う。
数値的目標は明確で分かりやすい。
だけど、その数字に囚われ過ぎても良くないな
とふと思った。
ただ3歳までに一万冊読めば語彙力や想像力、
表現力のある賢い子に育つわけではない。
3歳までに一万冊読める環境が大事なのだろう。
だから、逆にいえば3歳までに一万冊読めるよう
な環境ではあったが子どものペースに合わせてい
たら一万冊には届かなかった!でも全く問題無い
とわたしは思う。
わたしは絵本を読み聞かせている時に、
娘に対して愛を注いでいるなと強く感じる。
それは、膝の上に乗せていることで物理的に
スキンシップをとっていることもあるだろうし、
絵本の美しい挿し絵や美しい言葉のシャワーを
娘に注いでいる時間でもあるからだと思う。
絵本という芸術に親子で触れているこの時間は、
時の流れがゆったりと流れ、心穏やかだ。
そのような時間を、3歳までに一万冊読み聞かせ
をする程度の時間過ごすことが、子どもの成長に
とってとても良いことなのではないかと考える。
そんな事を思いながら今日も絵本を読み聞かせる
そろそろ新しい絵本、買いに行こうかしら。
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