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ヨーロッパ若者の恋愛情事から多様性を考える 

前回の記事が今日のおすすめ記事に選ばれてとてもハッピーでした。いいね、フォローありがとうございました!ウレピ!
今回は仕事系全然関係ないですが、私のパンチきつめフレンズの恋愛情事について書きます。
Pride Month🏳️‍🌈ですし、いい時期かと。今回はショートストーリー3遍どす。
*若干赤裸々なのでご注意ください。極力濁したつもり。


ドラマの主人公みたいなフレンズ紹介

私がデンマークでいつも一緒にいる友人は全員違う国から来ているのですが、

アプリで彼氏探索中のアジア人女子 「アリエル」
ヨーロッパのゲイ 「セブ」
オープンリレーションシップ(遠距離)をしている南米ボーイ 「マリオ」

と、何ともパンチきつめなフレンズです。

彼らの恋愛事情は複雑でスパイシー。

①イケメンインフレの巻

アジア人女子「アリエル」の恋愛事情。
最近SNSでも話題になっているけど、
デンマークでDating Appは、若きディカプリオの山のような世界
もはや怖いぐらい。

アジアから来た彼女は、違ったタイプのイケメンに目が眩み、いろんな人と出会って、毎日のように違うイケメンとデートに行き、その話を楽しそうに喋っています。

私も覗きましたが、イケメンのインフレみたいなのが起きていました。イケメンであることが条件であって、プレミアム要素はないような気がするぐらい。

ここまでくると、もはや一周回ってフェアゲーム。
イケメンは前提で、相性や人柄、求めているものを見て彼女は先に進むかを判断しているが、結局相手が真剣じゃない人が多くてさようならのパターンが多いみたい。

アジア人がデンマークのような白人が大半を占める環境で、偏見なく向き合ってくれる人を探すのはなかなか難しいと思う。道端で立っているだけで Cat calling に直面する世界で冒険し続ける彼女の勇気にはいつも感心する。(次に続く。)

②ディープキスはご挨拶

次はヨーロッパ出身のゲイのお友達「セブ」で、彼はぶっ飛びまくっている。

ゲイバーに一緒に行ったら、
彼はいいなと思った人みんなキスして回り
ゲイのお友達と喧嘩した後には、キスして解決しようとするし(謎)
まず1日目に一緒に寝てみないとわからない主義で、三人技は多分6回ぐらいしたことがあるらしい(多分って草)

日中はホワホワ系なので、バリ猫かぶってるやんこやつ!おもしろ!と思って仲良くなった。

そんな彼は突然名言を発するタイプで、アリエルが、
「1回目のデートではキスしない」という自分で設定したルールを破っている自分、そしていろんな人とデートしている自分を心の中で侮辱してしまっていたのをみて、 

Girl, you also need to use yourself. You are supposed to use it, not save it!

セブ

「自分を使ってみることも大事だよ。自分(の体)はずっと誰かのために取っておくものではなく、自分が使うものだよ!」と声をかけていて、
こんな明確なことにも気づけなかった自分は、鳩尾じゃなくて横っ腹を殴られたようだった。

確かに、ピュアさを保ちましょうみたいなのがアジアでは女子に期待されがちだ。そして一番怖いのは、プログラミングされてしまい、それを内面化して自分で自分を侮辱するようになるところ

そもそも誰のために何を犠牲にして潔白を保とうとしているのか、
自分のことなんだから自分の利益に使って何が悪いのだろうか
、と考えさせられた。

彼はぶっ飛んでいるのではなく、自分のために自分の好きなように生きる方法を知っているだけかもしれない。

③"Body and Soul" は別物

Speedの曲じゃないですが、最後の登場人物は「マリオ」。

彼はガールフレンドが自分の国にいるが、ずっと遠距離なのでオープンリレーションシップにしているよう。

オープンリレーションシップは、彼氏・彼女の関係はキープしたまま、体のニーズだけを満たすためにそれぞれ誰かと出かけようが、関係を持とうが気にしないという態度のもの。

正直これが成功しているところは見たことがなかったが、彼の場合はうまく行っている気がする。

彼もアプリを使い、いろんな人と関係を持っているが、ガールフレンドとの電話は欠かさないし、心移りとかはしていないように見える。そしてもちろん彼女の方も同じ状況だ。

よく首にキスマとかついてて、どうやって隠してるんやろ?隠してないんかな?とか色々思う。聞かへんけど。

かなりオープンな彼だが、仕事では基本的にオープンリレーションシップなことは言わないらしい。表に出そうと思うほどのウェルカムな環境ではないのだろうか。そもそも職場はそこまでオープンになるべきなのだろうか?私はよくわからないからもし見解があれば教えて欲しい限り。

会社では、キスマは階段から落ちであざが出来たと言ってるらしい。どないして階段から落ちたら首だけに傷ができるねん。

まとめ

LGBTQ+に対する寛容さは近年ではかなり向上してきていると思う。もちろん場所にもよるし、まだまだ向上できるのは間違いない。いろんなタイプの関係を持つ人が全員ウェルカムされ、傾いた慣習に縛られず、それぞれが自分の望むように人生を送れたらいいのになと思う。20 something の若者の恋愛事情を見て、色々と考えさせられる。じゃあおめえ自身は何やってんだって?それはまた今度のお話で。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
良い金曜日と週末を!&おやすみなさい。



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