失敗を責められて家に居場所がない父親
毒親に育てられた夫と暮らす妻
幸せパンダです。
昨日は母親の病院の受診日だった
ので、父親をみてほしいと頼まれた
ので1日父親と付き添っていました。
前までは介護をしているという
感覚でしたが、今は歩けるように
なり、私はただ付き添っていれば
良いところまで回復したので、気力が
あれば人は元気になるのだなと感心
しています。
できるだけ父の話し相手にと思いますが
私も何を話そう?と考えて自分のこどもの
話をすると私が悪口をいっているように
とらえるので、父親の話を聞く側にまわる
と、マイナス思考発言ばかり、しかも同じ話で、
私はたまにしか聞かないのでいいのです
が、母は毎日毎日嫌だろうなと思います。
父が母に一緒にでかけようと声をかけるが
母は断固として出かけないといい、父が
残念がります。
母の言い分もわかるのです、朝の8時から
ようもないのに出かけたくない、化粧を
したくない、私は家で家事がある、夫の
知り合いと話をしたくない。
一方父は一切家事は今までしてこなかった
ので家の仕事がどんなにかかるのか
知らない、夫婦で出掛けている人を
みると羨ましく思うこと、母の運動不足
と日光を浴びていないことを心配して
います。
父の尊敬するところは毎日歩かなければ
いけないと心底思っていて、できるだけ
歩く意識を持っています。
外にでかけていつもの場所にいけば
コミュニティがあり、気さくに声をかけて
くれる人がいて、帰ろうとするとまだ
帰らなくていいんじゃないかと引き留めて
くれる人がいます。
正月早々父はアルコールにより帰る場所が
わからなくなり、行方不明になりました。
そこからはアルコールを極力ひかえて
もらっています。
それでも父はいきつけの居酒屋に行って
しまいおいだされると嘆いていますが、
私はそのお店の方に感謝の気持ちを持って
います。
父にこれ以上飲むなという気持ちと、一度
倒れて迷惑をかけているので本当に迷惑
だからとおいかえしているかもしれませんが
理由はともあれ、父にお酒を控えるきっかけを作ってくれています。
父は飲みたいわけじゃなくて、なんでも
ない話を仲間内としたかっただけなのです。
居酒屋が無理なら他でコミュニティを作って
そんな父は話しかけられ上手なのだなと
思います。
父の知り合いの方と会う機会もあり、
話を聞いていると、みんな話相手がほしい
と嘆いています。
高齢者でも寄り添える相手を求めている
ことに驚く人もいるかもしれませんが
毎日誰とも話さずにいると、誰でも
孤独を感じて生きるのが嫌になると
思います。
父は家でトイレなど失敗すると母に
きつく怒られるみたいです。
父の認知症がはじまって感じたことは
父の介護を頑張るよりも支える母の
サポートにまわった方がいいなと
切実に思います。
母がイライラしていると父はどうしよう
もなくなります。
それは昔から変わらないのですが、仕事
を辞めて好きだった居酒屋にもいけない、
家にいても妻に怒られて居場所がない
父は外でリフレッシュしてなんとか生きて
います。
これが若い時だったら浮気の一つでも
しているかもしれません。
高齢になって自分はどんな気持ちで夫と
いるのだろうかと思います。
大事なのはお互いを思いやる気持ち、住み
やすい環境作り、同じ趣味でもあれば話も
しやすいかもしれません。
でも同じ趣味ってなかなか難しい
ですよね。
父は自分の父親の生きた年齢を超えました。
あと数年は生きたいというので私が100歳
まで生きなきゃ!先は長いよというと
そこまでいってくれてありがとうと
いいます。
何もない自分は必要ないんじゃないかと
自分を責める気持ちがあるかもしれません
が、私にとって大事な両親は生きていて
くれるだけでそれだけでいい!と
切実に思います。
自分に余裕を持ってどんな両親でも
受け入れるこころを持ちたいです。