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立冬や 朱鷺鳴きわたる 空暗し

佐渡島を夫婦で三泊四日の旅でした。野性の朱鷺が飛ぶ姿を見ることができて、幸せ。

佐渡島
友の招きで夫婦して
島ひとめぐり朱鷺に会ふとき

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二十四節気の【立冬(りっとう)】に入ります。
冬のきざしが見えはじめるころです。暦の上では、きょうから冬です。

冬の六つある節気を三分割して、初冬[【立冬】(11月7日).小雪(しょうせつ 11月22日)]/ 仲冬[大雪(たいせつ 12月7日).冬至(12月22日)]/ 晩冬[小寒(1月6日.大寒(1月20日)]とします。
2月3日の節分までが冬。4日から春で立春です。

冬はその月ごとに趣が変わります。初冬は晩秋のつづきです。冬に入ったといっても穏やかな天気恵まれ、冬紅葉もみごと。
仲冬は一年最後の月で、本格的な冬がはじまっています。クリスマスや正月の準備、暮と、忙しい日がつづきます。
晩冬は、年の初めのめでたい月です。一年のうちでも、もっとも寒さの厳しい月になります。

立冬 Rittō
Beginning of winter.
The winter season begins.
Heralds of winter become more pronounced.
〔herald;前ぶれ pronounced;はっきりわかる〕
November 7-21

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七十二候の【山花始開】に入ります。
山茶花の花が咲きはじめるころです。一年を72に分ける七十二候の55番目です。二十四節気「立冬」の初候になります。11月11日まで。

ここでは「つばきはじめてひらく」と読ませていますが、昔から椿と山茶花はよく混同されてきました。
中国では椿の葉が茶に似て飲用となるため「山茶」といい、花を「山花茶」と呼びました。本来の山茶花の漢名は「茶梅(ちゃばい)」といいます。
中世になると日本の文献に「サザンクヮ」としてあらわれます。
江戸時代には、椿と山茶花は別の植物をさすようになりました。

山茶花の開花は10月~12月です。花びらが、一枚一枚散っていきます。椿は12月~4月に花が咲きます。ぽとりと、花ごと落ちます。

山茶始開 Tsubaki hajimete hiraku
“Camellias bloom.” 〔bloom;花が咲く〕 November 7-11

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人 
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