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土帽子かぶりて立つや霜柱

小学校の冬の朝礼のときのこと。霜柱の立った校庭に整列した記憶がよみがえってきました。いまから50年ほどの前のことです。あのころは寒かったな。
    
七十二候【(ちはじめてこおる)】に入ります。

一年を72に分ける七十二候の56番目です。二十四節気「立冬」の次候になります。11月16日まで。

地面が固く凍てつくころです。土が本当に凍るのは、まだ少し先ですが。地が凍ったように見える霜は、そろそろ降りはじめます。

地始凍 Chi hajimete kōru・November 12-16
“Land starts to freeze.”

     凩の吹きやみたる散歩道
       素足ふかぶか枯葉のたまり

「凩」は風の略形と木をあわせた、日本で作られた国字です。木を枯らす「木枯らし」とも書きます。
「敷松葉」という言葉があります。霜よけのために松葉を敷きつめること。写真は「敷落葉」かな。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて
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