見出し画像

二十四節気の【冬至(とうじ)】に入ります。


この日は一年で太陽の高度がもっとも低く、また昼の時間が
夏至にくらべると、5時間近くも短くなります。日暮れも2時間
半ほど早くなります。1月5日まで。

Touji 冬至 「Winter Solstice」
“Times when the length of a day becomes
shortest.” December 22-January 5
〔solstice;太陽の赤道面からの距離が最大となる瞬間。 
夏至・冬至の至点。 ength;長さ〕

吟醸酒
 冬至の夜は
  しみじみと

 春、4月5日に突然発病して即入院しました。染井吉野が終わり、
八重桜が咲き始めるころでした。リハビリ専門病院に転院したのが
5月2日で若葉のころ。梅雨の雨が窓に打ちつけるのを見ながら
自転車こぎなどを。リハビリで真夏に公園の木陰を散歩したり。
退院したのが8月10日でした。それから秋から冬へと、週に二回は
リハビリの施設へ通い家では自主リハビリを続けています。

 病院ではベッドから落としたスマホが拾えず、看護師さんを呼びました。
いまでは左手の少し違和感があるものの両手でパソコンが打てるまでに。
一時間程度の散歩ができるようになりました。

 「春夏秋冬」という言葉は頭では知っていました。それをこの身をもって
体験しながらの毎日です。

底を打つ
 一陽来復
  冬至から
光あふるる
 春へと歩む

 「一陽来復・いちようらいふく」とは、「陰極まりて陽転ずる」と同じ
ような意味で、この日から日脚が伸びて、陰が去り陽が復してきます。

 こよいはゆず湯に入り、かぼちゃの煮つけを食べながら、とっておきの
吟醸酒を。いろいろ味わってきた苦しみもここまで。あとは生まれ変わった
気持ちで生きよう。

#エッセー #物語 #二十四節気 #冬至 #俳句 #短歌
#地球暦 #ローカル七十二候マラソン
※写真は「花柚子」の実です。

ありがとうございました。
真の愛の語り部 川元一郎

いいなと思ったら応援しよう!